カテゴリ:鉱物
栃木県の日光に近い日光鉱山・小来川鉱山を探索してきました。
両者とも銅が主産物の鉱山です。 まずは東北道の矢板ICで降りて日光鉱山へ。 いくつかのサイトで写真付きで紹介されているものの、 実際に行ってみるとそれらしい場所が見つかりませんでした。 情報が古かったせいかも知れません。 ![]() 道端の小さな空き地。あんまりズリ跡っぽくはないのですが、 ![]() ポツポツと転がっている小さな緑色の石。孔雀石です。 結局ここ以外の場所は見つけられませんでした。 今度来る時はGPSを持って位置を確認しながら探すしかなさそうです。 ![]() 家に帰ってからあらためて撮りなおしました。 次の産地へ行く途中で寄り道をして日光へ。 ![]() 湯の湖方面(奥日光)へのバスを待つ人が並んでいました。 中禅寺湖あたりの紅葉はすでに終わっている筈ですが、 どこへ行くんでしょうか。 この辺には無料駐車場が結構あります。 ![]() ![]() その中の一つに車を止め、 昨年も行った落合商店で「志そまきとうがらし」を買いました。 その後は向いにあった蕎麦屋で名物の湯葉そばを食べました。 ![]() 戻した干し湯葉でゼンマイを巻いたもの、生湯葉を巻いたもの、 揚巻湯葉の3つを煮てあります。 たぶん温かいそばの場合はこれが上に乗るんですね。 新そばなので香りが良かったです。そば湯も濃くて良かった。 少々お高いのが難点かな。 さて、日光宇都宮道路を越えて山道に入ります。 割と近いのですが、すれ違うのも困難な狭い道は嫌ですね。 県道14号から鉱山への道に入ります。ここからは歩きで。 ![]() 道沿いの沢に降りてみると空色に染まった石がそこかしこに。 ![]() 日光鉱山では小さな孔雀石しか見つけられなかったですが、 ここは期待できそうです。 沢を遡っていくと、ひらけた場所に到着。鉱山事務所の跡らしいです。 ![]() ![]() ![]() 稼動時の名残。 ここにも空色の石がたくさんありとてもきれいなのですが、 どれも皮膜状、または石を染めている感じで見栄えがしません。 日光鉱山で見た孔雀石とは全然違う色だったため、 もしかして珪孔雀石なのかと思ったくらいですが、 それでは最も多産する孔雀石がないことになってしまいます。 ![]() 空色に見えますが、実際には若干緑がかっているので孔雀石でしょう。 塩酸があればハッキリするので、入手したいところです。 ![]() 唯一違う色の鉱物。 緑色はやっぱり孔雀石だと思いますが、 確認するのにルーペが必要なくらい微細な青い結晶が付いていました。 珍しい石だったらいいな~と少し期待したのですが、 結晶の形がカッターナイフのような平行四辺形になっていたため、 硫酸銅の結晶、つまり胆礬だと思います。 産地はさらに上まで続いていて藍銅鉱を産する場所もあるということ ですが、どうにも情報不足で見つけるのは大変そうです。 かつては尾根を越えた向こうに巨大なズリがあったそうですが、 今は植林されていて採集は無理らしいです。 暗くなる前に下山しました。 もっと珍しい石も見てみたいので、いずれまた来たいと思います。 帰り道は日光に戻った方が早いようです。 そのまま鹿沼へ向かったら道は分かりにくいし時間もかかりました。 夕食は東北道の佐野SAで名物の佐野ラーメン。 めずらしく渋滞が無いようだったので、仮眠はせずに帰りました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年12月23日 18時23分33秒
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