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テーマ:訃報に接して・・・(21)
カテゴリ:日々のこと
今日、偶然この情報を見ました。
ネットでふらふらすることがなかったら、一体何年経ったら気付けたか。 今年の6月、作家の氷室冴子さんが亡くなられたそうです。 享年51歳。 早すぎると思います。 2ヶ月以上も経って気付くなんて…。 私がコバルト文庫にハマる契機になった作家さんの一人なので、 凄く悲しいですし、ショックです。 氷室冴子さんというと、 『なんて素敵にジャパネスク』 とか 『海がきこえる』 とかが人気があり、有名なところかなと思います。 …実は、両作品とも私は読んでいないのです。 天の邪鬼ですから で、そんな私が中学時代に読んでドップリ本の世界にハマったのが、 『銀の海 金の大地』 です。 中学校の図書室で初めて見たコバルト文庫。 その中で多くを占めていたのが、氷室さんの本でした。 イラストが気に入って手に取ったのですが、 古代日本を舞台にしたストーリーや、印象的なキャラクター、 そして、何より読ませる文章に惹かれました。 読後10年以上経つのにも関わらず、未だに印象が褪せないんですよね。 凄く濃密。 特に、真保が初潮を迎えたくだり。 そして、それを機に変わっていく周囲の人の態度。 インパクトがありましたね、ホントに! ちょうど第一部が終了した時点でとまってしまっていたので、 続きを楽しみにし続けていた作品です。 ネットで見る限り、コバルト側と何かがあったのか第二部が書かれることはなく、 氷室さんの死によって永遠に未完になってしまい、残念で仕方がありません。 私が今ラノベを読む契機をくれた作家さん。 ご冥福をお祈りいたします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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