91ができた
ドラゴン桜を見ていた方は覚えておられるだろうか。頭の体操のため、トランプを全部足していくというものだ。1から13までの4組を全部足すと364になる。とてもそれは無理なので、1組でたまにやらせていたのだ。この答えが91なので我が家では91と呼んでいる。好きなドラマでやっていたものだとのりやすくて、なかなか真剣に取り組んでいたけれど、残念ながら一度の91になったことがない。りおは計算能力に問題はない。課題は集中力と頭の中にいくつかの記憶をためておくこと(ワーキングメモリと呼ばれるものだろう)、この場合だとそれまでの合計を頭のどこかに記憶しておかないといくつに足せばいいのか分からなくなってしまう。「31と7で38! 48と12で60!」なんていうことが少なからず起こるから、計算がどう正しくても最後は正しい結果にならない。根気よく続けようと今日もはじめたら、「これができたらボールバイソン(ニシキヘビの一種!)買ってくれる」「いいわよ。一発でできたら、何でも」といいかけて、一応「クワガタ、もう一匹なら」といったら、「ヤッター」と張り切る。と、ほんとに一発で正解してしまった。よかった。変な約束しなくて。「ちょっと、もう一度やって!」といったら、これも正解。ほんとにこいつって、動機付けがあるのとないのと大違いなんだ。こういうのをみると改めてなんとかならないものかと思うけれど、学校の勉強なんて強い動機付けがないものがほとんど。とにかく勉強しなさい、と知識を押し込まれるものが大部分だ。その知識自体に面白さを見つけられる、あるいは現実との結びつきがイメージできる子供が勉強が好きになる。付いていけないよね。これじゃ。