モックモックじぃ~じの…

2012/09/21(金)23:53

喜ぶべきや?

働かざる者…(27)

 先日誕生日を迎え、何ともいえない年齢になった途端に 市役所から届いた一通の封書 「確か、うちの市町村は交通機関~とはいっても○奈中バスしかないが~優待券は 70歳からとなったはずだが…」 そんなことを思いながら封を切ってみると、 その中に入っていたのは下の写真のような 「介護保険被保険者証」と書いてある。 これからは、要介護認定を受けると働いていらっしゃる皆さんが 泣く泣く強制的に納めさせられている、介護保険料に支えられて 「お世話になっていいよ!資格」をいただいたことになる。 健康保険は病気をしたときに、本人が携えて医療機関に行くための証。 しかし、今回の介護保険証なるものは、 今まで具体的に考えることすらなかったのだが、 本人がこの証を携えて専門機関に行くというのとは違い、 私が、介護を要する要介護者になったときに 家人ないし息子達が遣うためのもののような気がするのね。 人生ってそんなものなのかしら? 生まれてきて 少しずつ資格や、経歴や、肩書きが貼り付けられて肥っていって 「社会的人格」というものが付いてくる。 そして定年という歳になると、肩書きが剥がされ、技術が落ちてゆき、 新たな経験が剥が遠ざかってゆく。 「そんな年寄りにはかわいそうだから、今までご苦労さん」 という意味でこういうプレミアムを付けてくれて 「人間的目減り」や「社会的やせ細り」を軽減してくれているのかしら? もらったけれど、生年月日と介護認定さえされれば、 手間や、費用を保障してくれるのが、「社会保障制度」であって、 もらって何か哀しさを感じるような「レッテル」を貼られてしまったことで、 一抹も二抹もさびしさを感じる、年寄り入門に駆られてしまいました。

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