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2010/11/24(水)21:44

仙谷氏の『盗さつ』発言に抗議-正当な取材活動(24日の日記)

政治問題(2275)

 かつて、映画「ザ・コーブ」をこのブログに取り上げたところ、「あれは盗さつした映画だ」と主張するコメンテーターがいた。仙谷官房長官も、自分が所持していた資料を無断で撮影されたので、「盗さつだ」と発言したことに関連して、11日の東京新聞が次のように報道している;  東京新聞など日本新聞協会の在京8社写真部長会は10日、仙谷由人官房長官に対し、9日の衆院予算委員会で仙谷氏が手にしていた資料の写真が読売新聞に掲載されたことを「盗さつ」とした発言の撤回と、謝罪を求める抗議書を送った。  抗議書は「公に認められた席から通常取材の範囲内で撮影している」と指摘。仙谷氏の発言について「正当な取材活動に対するぼうとくで不適切。到底容認できない」と批判した。仙谷氏の発言に関し民主党は9日夜、衆院予算委理事会で「ふさわしくない発言」などとして議事録を「盗さつ」から「撮影」に訂正するよう要請、了承された。撮影されたのは中国漁船衝突事件のビデオ映像を一般公開した場合のメリットとデメリットをまとめた資料。仙谷氏は10日の予算委で「(カメラマンが)望遠レンズを使っていると考えていなかった不用意さ、不明を恥じなければならない」と述べた。 2010年11月11日 東京新聞朝刊 12版 26ページ「仙谷氏の『盗さつ』発言に抗議」から引用  この記事が示すように、相手の了解を得ずに撮影した場合であっても、必ずしも「盗さつ」とは言えないケースがあることを、当ブログ・コメンテーター諸氏には勉強することをお勧めする次第である。 * おことわり * ここに引用した記事は、ブログの都合により一部の漢字をひらがなに変更しました。

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