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カテゴリ:ニュース
未曾有の大津波で深刻な放射線災害をもたらしている福島原発について、3月23日の東京新聞は、その原発の設計と安全性の検証を担った東芝の元社員にインタビューして、福島原発建設の実態を、次のように報道している;
2011年3月23日 東京新聞朝刊 12版 1ページ「大津波やM9 想定却下-福島原発 設計者ら証言」から引用 東京電力から原発の設計を受注した東芝は、致命的な誤りを犯したのではないか。この記事に登場した設計担当者は大津波の対策も必要ではないかと上司に訴えたのに、その上司は「千年に一度の津波を想定してどうなる」と一笑に付した、これは犯罪に値する落ち度ではないのか。「千年に一度」とは言っても、だからと言って今から100年の間は絶対に無いとは言えないのが統計学である。明日起きても、その後999年間起きなければ、それは「千年に一度」であることに間違いないし、明日と明後日と連続して起きても、その後1998年間起きなければ、それも「千年に一度」だからである。したがって、「千年に一度」の災害を想定の範囲外としたことが、今回の災難の元凶であるといって間違いないのではないだろうか。くだんの「そんなことを想定してどうなる」と一笑に付した上司というのは、東芝を退職した後、東京大学の教授に「天下り」して、今回の原発事故の直後にもテレビに出演して「そんなに大げさに騒ぐ必要はありません。冷静に対応することが大事です」などと解説していた人物ではないかと、私は推測する。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年04月10日 20時32分18秒
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