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テーマ:政治について(19780)
カテゴリ:歴史認識
下村文科相が国会で共産党議員の質問に応えて、教育勅語に関する持論を述べたと4月26日の朝日新聞が報道した;
2014年4月26日 朝日新聞朝刊 14版 7ページ「教育勅語の徳目『今も十分通用』」から引用 共産党議員の質問に対する下村文科相の答弁は支離滅裂で、反知性主義の「面目躍如」といったところである。下村氏は「至極真っ当。今でも十分通用する」と言っているが、これが本人の本音であって、できれば今すぐにでも復活させたいのであろう。しかし、彼も馬鹿ではないので、教育勅語が憲法と矛盾するものであって現代の日本では許されないものであることも承知しており、その理由は「我が臣民」「皇室国家につくす」という表現がだめだとしている。それも間違いではないが、問題はそれだけではない。最大の問題は「万一危急の大事が起こったならば、大義に基づいて勇気を奮い一身を捧げ」の部分であり、皇室国家のために命を差し出して戦争に出かけることを国民に要求するものであるから、憲法の精神とはまったく相容れないイデオロギーである。安倍政権はこれを復活させたい気分を持っていることに、国民は留意するべきである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年05月24日 17時23分12秒
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