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2016年08月07日
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テーマ:ニュース(98051)
カテゴリ:ニュース
 先月の参議院選挙の結果について、フリーアナウンサーの吉田照美氏は7月22日の「週刊金曜日」に、次のように書いている;


 日本のことは、立派なエラい人たちがきちんと導いてくれて、ジャーナリズムがそれを監視していて、僕らは自由にバカなことをやっていても、社会はそれでいい方向に行くんだ、とある種の錯覚をしていた頃がありました。

 今回の参院選では有権者の約半数が投票しなかった。無関心は問題ですが、無関心にさせているメディアの責任も大きい。もっと大いに報じなければならなかったのに、それを怠った結果だと思います。「3分の2」の意味すら理解していなかった人が約8割、自民党の改憲草案についても知らない人が圧倒的だといいます。それも選挙後に明らかになった。順序が逆でしょう。NHKにいたっては、選挙前日のニュースの終わりに「明日(7月10日)は」と言ったので、参院選のことかと思ったら「納豆の日」のことだった。

 デーブ・スペクターさんがツイッターで「選挙終わってから候補や政党や支援団体のことを特番で見せられてもどうしろと言うんですか?(後略)」とつぶやき、それに茂木健一郎さんが賛同していましたが、まったくその通りだと思う。今回の選挙はこの一言につきます。

 テレビも新聞も、今後、”罪滅ぼし”に自民党の改憲草案について、自民党がどんな憲法を望み、どんな国にしようとしているのか、きちんと報じるべきです。

 そもそも安保関連法は憲法違反。憲法尊重擁護義務がある国会議員がそれに違反する形で強行採決して成立させたものです。その自覚もないまま今度は改憲しようとする。対案を出せとも言っていますが、対案は「日本国憲法」です。

 日本は政治の話をすると「空気が悪くなる」雰囲気があるけど政治は僕たちの生活そのものです。それがいつしか、政治と生活は違う、と”洗脳”されてしまった。

 安倍さんにとってはラジオはメディアじゃないようですが、気づいた時には時すでにおそし、とならないよう、やられるだけではおもしろくないですから、僕も微力ながら言えるだけのことは言っていきたいと思っています。(談)

<よしだ てるみ:フリーアナウンサー>


2016年7月22日 「週刊金曜日」 1097号 23ページ「選挙前日を『納豆の日』で終えたNHK」から引用

 この記事が訴えるように、有権者の約半数が選挙に無関心というのは問題で、このような状態を放置し、日本の政治状況を人々に周知することを怠ったメディアの責任は重大です。それも、うっかり放置したのであれば、今後は気をつけるという「言い訳」もあり得ますが、現在の状況は安倍政権のメディアへの姿勢、取り分け高市大臣の「停波」発言が大きな圧力となってメディアを萎縮させ、選挙前に政治的公平性だの中立性だのに神経を使うよりは、無難な報道でお茶を濁すという態度が、有権者を「3分の2」の意味も分からないような状況にしてしまっている。世の中には、報道関係者が被害者や被災者の迷惑を顧みないような取材態度を指して、マスコミを「外道」呼ばわりする人もいますが、それを私は無視していいとは言いませんが、高市発言に神経を使って、肝心の情報を有権者に伝える作業を怠っている問題のほうが、次元が異なるとは言え、より重大であると思います。









最終更新日  2016年08月07日 18時25分22秒


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