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2018年08月16日
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テーマ:ニュース(99452)
カテゴリ:ニュース
東京医科大学が女性の受験生の点数を不当に減点していた事件に関連して、法政大学教授の山口二郎氏は5日の東京新聞コラムに、次のように書いている;


 東京医大の入試で女性差別が行われてきたというニュースには驚いた。3日には同大学前に抗議の人々が集まった。その中に「下駄を脱がせろ」というプラカードがあって、私自身も無知を突かれた思いがした。

 女性が結婚、出産して仕事を続けることは大変だという一般的なイメージはある。女性が女性であるがゆえにハンディキャップを負わされるということは、見方を変えれば、男性が男性であるゆえに下駄をはかせてもらっているのと同じである。下駄を脱がせろというスローガンは、男性優位の社会を変えようという分かりやすい宣言である。

 自民党の幹部は子供を作らない人は自分勝手だと言った。他方、女性は医者になっても出産で仕事を離れるからと医大は女性を入学させない。勝手なのは男の方だ。そうした男の勝手を支持する女性は、自民党の一部の女性議員のように、男社会に入れるよう下駄をはかせてもらう。

 女性が個人として尊重され、子供を育てながら普通に仕事をする社会をつくることに冷淡な男性の多くが、教育に関しては愛国心を強調することは大いなる矛盾である。日本の人口はこれから坂を転げ落ちるように減少する。そのことは、当代の身勝手な男たちが後世に残す最大の罪である。下駄を脱がない男こそ国を滅ぼそうとしている。
(法政大教授)


2018年8月5日 東京新聞朝刊 11版S 25ページ 「本音のコラム-下駄を脱ごう」から引用「

 女子受験生の点数を故意に減点して入学数を抑制するのは不当なことで許されないことであるが、世の中には西川史子のように「抑制しなければ女性の医師が増え過ぎて日本中の病院の診療活動が回らなくなる」などと本気で考えている者がいるのは困ったことです。女性の医師が出産や子育てで休暇を取るときは、その穴埋めに別の医師を雇用するべきであり、それを病院経営の負担であるとする考えは間違いで、社会を維持する上で必要な経費であると考えるべきです。そういう負担を経営者に押しつけるから、女性が働きやすい社会が実現できず、少子化のスパイラルから脱却できないという悪循環に陥る。その辺のカラクリを見抜いて改善するという見識を持った政治家を国会に送るべきと思います。





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最終更新日  2018年08月16日 01時00分08秒


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