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2019年11月14日
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テーマ:ニュース(99401)
カテゴリ:ニュース
代替わり儀式の中での天皇の発言に対し疑問を呈する投書が、6日の東京新聞に掲載された;


 今回の即位礼正殿の儀で、天皇の「お言葉」から、「憲法遵守」という文言が消えた。前の天皇(現上皇)は1990年11月の即位礼正殿の儀で、「日本国憲法を遵守し」と述べている。しかし、今の天皇は「憲法にのっとり」としか言っていない。5月の朝見の儀においても同じく「のっとり」という表現だった。

 「遵守」という言葉には、「法令に従い、守る」という意味があるが、「則る」は「従う」という意味だけで、「守る」が含まれない。これは何を意味しているのだろうか。「憲法」と言い、「日本国憲法」と言わなかったことにも何か意図があるのだろうか。

 ちなみに、儀式のような形式を重んじる行事においては、前例を踏襲するのが常であろう。「遵守」を「のっとる」へと、以前用いられていた言葉を変える意図はどこにあるのだろうか。見逃せない事実である。「守る」という積極的な意思が消え、ただ「従う」という消極的な意思だけが残った、と解釈せざるを得ない。

 ここで、思い返してほしいのは、憲法の尊重擁護義務をうたった99条である。「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ぶ」。つまり、現天皇は、この条文を無視したということなのか。まさか、この条文から「天皇」を削除した自民党の改憲案にのっとったとでもいうのだろうか。それとも、宮内庁が憲法改正を公言する安倍政権を忖度した結果生じた変更ということか?

 いずれにせよ、看過できない重大な問題である。


2019年11月6日 東京新聞朝刊 11版 5ページ 「ミラー-憲法『遵守』なぜ消えた」から引用

 天皇の言葉遣いが微妙に変化していることについて、私は単に前例を踏襲するのではなく独自性を演出したかったのだろうくらいに思いましたが、この投書が指摘するように、何を目的に「独自性」を出したかったのかという点にまで考えを巡らす必要があるのかも知れません。また、前の天皇は「日本国憲法に従い、守る」と明言したのに対し、この度の天皇は単に「憲法に従う」としか言っておらず、取りようによっては「目の前に出された憲法には何でも従う」と、権力者に阿る態度と取れなくもない。したがって、本来であれば、自ら積極的に「日本国憲法を尊重し、これを擁護する」と、はっきり意思表示するべきだったと思います。それにしても、安倍首相も天皇同様に憲法を遵守し擁護する義務を負っているにも関わらず、白昼堂々公の場で憲法を変更することを呼びかけるのは、明らかに憲法違反であることを、私たちは認識するべきです。





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最終更新日  2019年11月14日 01時00分07秒


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