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2025年09月02日
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テーマ:ニュース(95839)
カテゴリ:ニュース
戦後80年という節目を迎えながらも、党内の支持基盤が脆弱な石破政権は、反対派に遠慮して「石破談話」を発表できずにいることに関連して、70年目に当時の安倍首相が発表した談話が如何にデタラメな「談話」であったか、8月15日の「しんぶん赤旗」は、次のように論評している;


 戦後70年(2015年)に安倍晋三首相(当時)が出した「安倍談話」は、「植民地支配と侵略」への反省を過去のものとし、歴史の事実を乱暴に歪曲(わいきょく)する内容でした。

 同談話は「侵略」「植民地支配」に触れています。しかし、誰が行ったのかを明確にしていません。「事変、侵略、戦争。いかなる武力の威嚇や行使も・・・」「圧倒的な技術優位を背景に、植民地支配の波は19世紀、アジアにも押し寄せました」と言うように、日本が「侵略」し、日本が「植民地支配」を行ったとは述べていませんでした。さらに、「反省」と「お詫(わ)び」も過去の歴代政権が表明したという事実に言及しただけで、安倍首相の言葉としては語らないという欺瞞(ぎまん)的なものです。

 「村山談話」(1995年)は、日本の「国策を誤り」「植民地支配と侵略」を行ったという歴史認識を示し、「痛切な反省」と「心からのお詫びの気持ち」を表明。「日韓パートナーシップ宣言」(98年)には、「日本の韓国に対する植民地支配への反省」という表明が日韓共同の公文書で初めて書き込まれました。

 日本軍「慰安婦」問題については、「河野談話」(93年)で軍の強制を認め、「心からお詫びと反省」を表明していましたが、「安倍談話」は一言も触れていません。「安倍談話」はこれら“三つの重要文書”からの重大な逆行でした。

 「安倍談話」は、「日露戦争は、植民地支配のもとにあった、多くのアジアやアフリカの人々を勇気づけた」と日露戦争での勝利を評価しました。

 日露戦争は、朝鮮や中国東北部(満州)の支配権をめぐる日露双方からの侵略戦争でした。その帰結として、朝鮮半島の植民地化=「韓国併合」が行われたのです。

 日露戦争直後に、ロシアの敗北を帝国主義の抑圧に苦しむ諸民族が歓迎したという事実はありますが、すぐに真実は明らかになりました。インドの独立・建国の父の一人、ジャワハルラル・ネールは『父が子に語る世界歴史』で「その(日露戦争)直後の成果は、少数の侵略的帝国主義諸国のグループに、もう一国をくわえたというにすぎなかった。そのにがい結果を、まず最初になめたのは、朝鮮であった」と指摘しています。


2025年8月15日 「しんぶん赤旗」 3ページ 「歪曲と欺瞞の『安倍談話』」から引用

 安倍首相(当時)の発言は、一から十まですべてがデタラメであったが、日露戦争で日本が勝利したことは多くのアジアやアフリカの人々を勇気づけた」というのも典型的なデタラメの一例であり、日本の勝利が世界に報道されたその一瞬は「もしかしたら」と希望を持ったアジア人も、何人かはいたかも知れないが、結局、日本が勝利した結果、それまでロシアが持っていた朝鮮半島や中国大陸の権益を日本が引き継ぐことになっただけで、アジアに対する植民地支配の「構造」は何も変わることはなかったのが現実だったのであり、上の記事が紹介しているジャワハルラル・ネール氏が指摘している通りだったのだ。したがって、そういうウソばかり述べた「70年談話」をそのまま放置するのは、日本の恥であると自覚し、少しでも「史実」に基づいた誠意ある「談話」を、8月15日に発出することが出来なかったのは残念であるとしても、年内の別の日に「石破談話」を出すことが、大いに意義ある仕事になると思います。





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最終更新日  2025年09月02日 07時33分55秒
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