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カテゴリ:ニュース
新興勢力として急激に議席数を伸ばした参政党について、東京新聞・佐藤裕介記者は8月20日付け同紙コラムに、次のように書いている;
2025年8月20日 東京新聞朝刊 11版 5ページ 「視点・私はこう見る-重み増す『ファクト』の報道」から引用 この記事で、筆者が力説しているように、参政党は民主主義を否定する政党なのだから、新聞・テレビは大いに批判して民主主義社会を否定する勢力と闘い、私たちの社会を守るべきであるのは当然なのだが、この記事は、参政党と戦うには少し力量が不足しているように思われます。例えば、「批判的な記事のおかげて認知度が高まり「いい形」に持っていけたというのならば、批判的な記者を排除する必要はないはずだ」と書いているのは、「良い形」に持っていけたと発言した神谷氏の意図を正確に理解しておらず、単に揚げ足を取った格好になっているが、実質なんの批判にもなっていない。参政党や神谷氏にしてみれば、色々とオールドメディアからは口うるさく批判をされたが、どれもこれも自分たちにとって取るに足らない些細な事柄ばかりだったから、「我々はそんな批判で尻尾を巻いて逃げ出すような弱虫ではない」と強がって見せれば、それで自分たちの支持者を十分満足させることが出来た、その結果、「良い形」に持って行けた、というのが真相なのであって、「批判してくれたメディアはウェルカム」などという単純な話ではないのだ。 また、この記事では参政党に投票するかどうか悩んでいるという学生にインタビューしているが、悩むほどの人ならある程度の常識を持っているまともな人物と思われます。問題は、「参政党の問題部分」をさほど気にもせず、単に世の中の体制に異議を唱えることを面白がるたけの野次馬気分の有権者層に対して、「危ない政党に投票するのはやめろ」というメッセージをどのように届けることが可能か、という点ではないかと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025年09月13日 01時00分04秒
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