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2025年10月01日
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テーマ:ニュース(95840)
カテゴリ:ニュース
先月の始めに中国政府が開いた抗日戦勝式典には、首脳が招待されたロシアと朝鮮民主主義人民共和国の他に、首脳ではないがそれぞれ各国の中国にゆかりのある人物が招待されており、日本からは鳩山元首相が参列したことについて、元文科官僚の前川喜平氏は、7日の東京新聞コラムに、次のように書いている;


 3日北京で行われた抗日戦勝式典に出席した鳩山由紀夫元首相に対し、SNSでは「媚中」「国賊」「売国奴」といった罵詈雑言(ばりぞうごん)があふれている。中国のプロパガンダに利用されたという批判の声も多い。そういう反応は鳩山氏も十分予期していただろう。それでも北京へ行った鳩山氏の行動は極めて貴重だ。

 鳩山氏は子息の紀一郎氏(国民民主党の衆院議員)からも訪中を反対されたという。由紀夫氏と紀一郎氏の親子の対話の動画がネットに上がっていたが、紀一郎氏はウイグル、チベット、香港などの人権状況を指摘して、中国政府を擁護すべきでないと話していた。それは全くその通りだ。

 しかし、国と国の関係においては現実的な姿勢が必要だ。日本の友好国の中にも、少数民族への抑圧や人権問題を抱える国は多い。中国の人権状況を批判しつつも、国家間の良好な関係を維持することはできるし、しなければならない。それが外交というものだ。

 中国をことさらに敵視することは、無用な緊張を高め、平和の構築を阻害するだけだ。アメリカの中国敵視政策にのみ込まれてはいけない。日本人が中国を敵視する理由など全くない。日本と中国は永遠の隣国だ。過去の日本が犯した甚大な加害を反省して不戦を誓い、中国と誠実に向き合うことを「媚中」などと呼んではならない。
(現代教育行政研究会代表)


2025年9月7日 東京新聞朝刊 11版 17ページ 「本音のコラム-媚中、国賊、売国奴?」から引用

 この記事が主張するように、中国にはウイグル、チベット、香港などの人権状況という「問題」があるのは事実であるが、それを理由に中国政府の主催する式典をボイコットするというのは行き過ぎた反応というもので、引退した「元高官」が参列できたのは、「問題を抱えた中国政府」ではあってもイザというときのための「パイプ」は確保されている証であり、鳩山氏が参列できたのは日本にとって「国益」だったと思います。もしこの「中国、ロシア、朝鮮民主主義人民共和国」という三国の首脳が並んだ写真が気に入らないとか言って、日本からは誰も参列しないなどということになれば、それが後に悪化して、中国から部品を輸入して成り立っている日本の電子産業とか、中国に生産工場を置いているアパレル業界とかが干上がってしまうという「最悪の状態」にもなりかねないのですから、「問題」は「問題」として認識しつつも、国家間の良好な関係は維持していくことは重要なことだと思います。





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最終更新日  2025年10月01日 01時00分05秒


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