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2025年10月02日
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テーマ:ニュース(95813)
カテゴリ:ニュース
石破茂氏が自民党総裁を辞任することについて、文芸評論家の斎藤美奈子氏は9月10日の東京新聞コラムに、次のように書いている;


 石破茂首相が退陣を表明した。残念である。

 石破降ろしに傾く自民党裏金議員や新聞各紙とは裏腹に、各社世論調査で石破内閣の支持率は上がり続けていた。

 毎日新聞8月23、24日の調査では首相の辞任は「必要ない」が43%で[辞任すべきだ]の39%を上回り、共同通信の同日の調査では辞任は「必要ない」が57%超で過半数を占めた。9月5~7日のNHKの調査でも支持率は39%に上がった。

 参院選から50日。永田町の論理を民意が裏切っていくさまを見るのは痛快だった。安倍→菅→岸田と続いた「自民1強」時代のアンチテーゼに思えたからだ。

 党内基盤が弱いといわれる石破首相は眼高手低の人だった。志は高いが手法が追いつかない。期待された防災庁の創設も選択的夫婦別姓も日米地位協定の改定もめどは立たなかった。それでもトランプ対策で一定の踏ん張りを見せ、国会では自らの言葉で語り、広島と長崎と全国戦没者追悼式では歴史認識の正しさを感じさせた。眼低手高の政治にウンザリしていた目に、石破首相の姿は新鮮に映ったのだ。

 総裁選が始まれば、またウンザリの日々が戻ってくる。党内の権力争いと安倍時代を懐かしむ勢力の暗躍。政局好きのメディアのお祭り騒ぎ。予想されるのは政治に対する無気力だ。これでますます自民党離れは進むだろう。
(文芸評論家)


2025年9月10日 東京新聞朝刊 11版 21ページ 「本音のコラム-50日間の攻防」から引用

 この記事が言うように、石破氏の退陣は残念なことである。同じ世襲議員とは言え、ウソとデタラメのやりたい放題だった安倍晋三氏に比べれば、真面目で誠実な人柄は野党の議員たちにも一定の評価があったのではないかと思います。それにも関わらず、「選挙で負けたんだから辞めろ」という「自民党の論理」を優先して、世論を無視したその先に待っているのは、「解党的出直し」などという生やさしいものではなく、自民党は結局、自ら解党せざるを得ない事態へと、自分で自分のクビを締めているのだと思います。





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最終更新日  2025年10月02日 01時00分04秒


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