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カテゴリ:ニュース
わが国には「祝日法」という法律があって、単に「この日を祝日とする」という単純な法律のハズなのに「敬老の日」については「老人を敬愛し、長寿を祝う」などと余分な文言が書き添えられていることについて、前文科官僚の前川喜平氏は、14日の東京新聞コラムに、次のように書いている;
2025年9月14日 東京新聞朝刊 11版 15ページ 「本音のコラム-老人は敬愛すべきか?」から引用 この記事の主張は、もっともなことで、すべての老人が社会から尊敬されるような立派な人物かと言えば、答えは「否」である。前川氏が一例として挙げている麻生太郎氏なども、自民党の議員が「裏金問題」を反省して、形ばかりとは言え「派閥を解消」したと言うのに、金権政治の本家みたいな「麻生派」だけは唯一「派閥」を継続して恥じるところがないというのは、まるで絵に描いた「恥知らず」であり、とても敬愛の対象にはなり得ない。元々、高齢者を敬愛するという「発想」は日本で「大和朝廷」が始まるより2千年も前の中国大陸で多くの学者が学んだ「儒教思想」が教えたもので、そういう大昔であればよほどの徳を積んだ人物でもないと、学問とは無縁の労働者たちは過酷な肉体労働で長生きは出来なかったという事情で、「高齢者イコール立派な人物」という発想は一定程度「真実」であったかも知れないが、その後、世界は進歩して、学問のある無しや人徳の有無に関わらず、みんなが長生きできるようになったのは「文明」の進歩によるものである。したがって、そのような文明の進歩の恩恵を受けた現代の日本の法律も、数千年前の儒教思想を元にした文言は削除して、社会の実態に即した方向で「老人の日とは、老人が敬愛される人間になれるように努力する日」と改定するのが「正解」だと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025年10月05日 01時00分04秒
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