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2025年12月09日
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テーマ:ニュース(96256)
カテゴリ:ニュース
少数与党に転落した自民党が政権を維持する手段として維新の会と野合したことによって、自民党は維新の会の民主主義否定の政策案をのむことになり、さしあたって自衛隊員の階級の呼び方を旧日本軍方式に改悪することを検討し始めたことを、元文科官僚の前川喜平氏は、11月16日の東京新聞コラムで、次のように批判している;


 自維連立政権合意書に基づき、政府は自衛隊の階級を「国際標準化」して、「1佐」を「大佐」に、「1尉」を「大尉」に変更することを検討しているという。13日の記者会見で木原稔官房長官はその理由を「自衛隊員が高い意識と誇りをもって任務に当たることができる環境を整備する必要がある」と説明した。

 しかし、1等陸佐はCOLONEL、1等陸尉はCAPTAINというように、英語の階級名はすでに「国際標準化」されている。それを大佐や大尉に変えるのは国際標準化ではなく「旧日本軍化」だ。それが自衛隊員の「高い意識と誇り」につながるというのか?

 日本語の階級名を旧日本軍式に変えても、ほとんどの欧米人は気づかないだろう。しかし漢字を使う中国人にはすぐ分かる。中国を侵略して残虐行為を散々行った旧日本軍の復活だと受け取られても仕方がない。高市首相の台湾有事発言は即刻撤回すべきだが、中国人に無用な脅威を与える階級名の「旧日本軍化」も即刻中止すべきだ。

 憲法9条がある限り自衛隊は陸海空軍ではない。専守防衛に徹し、決して他国を攻撃しない実力組織だ。旧日本軍との連続性は否定されなければならない。他国の軍隊とは違うのだから国際標準化も不要だ。自衛隊員は憲法9条の下にあることにこそ高い意識と誇りを持つべきなのだ。
(現代教育行政研究会代表)


2025年11月16日 東京新聞朝刊 11版 17ページ 「本音のコラム-階級の国際標準化?」から引用

 この記事で前川氏が訴えるように、自衛隊はアメリカやイギリスの軍隊と違って他の国を攻撃することは禁止されている組織であるから、隊員の階級名をアメリカやイギリス風に改称する必要は全く存在しない。むしろ、憲法9条の下にあることにこそ高い意識と誇りを持つべきなのだ。しかし、このような記事で憲法順守の機運を盛り上げるには、時すでに遅し、という感想は否定出来ません。戦後の80年間、日本政府は自衛隊に対する教育で「専守防衛」について、何を教育してきたのか、甚だ疑問であり、時おり週刊誌が報道するところによれば、文化講演会と称して明治天皇の血筋を自称する竹田某とか右翼の櫻井よしこのような者を講師に呼んで、世間では流行らなくなった皇国史観を吹聴してきたのだから、近頃は自衛隊幹部が隊のマイクロバスに乗って勤務中に靖国神社を参拝して、そこを新聞記者に見つかって「いや、これは私的参拝であって、上官の命令とかではありません」などと苦しい弁解をしている始末である。これから、自維政権によって益々戦前回帰の政策が推し進められる危険性は高いのだから、メディアは真剣に「社会に警鐘を打ち鳴らす」作業に取り組むべきだと思います。





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最終更新日  2025年12月09日 01時00分05秒


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