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2026年02月07日
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テーマ:ニュース(96336)
カテゴリ:ニュース
電力会社の不祥事と突然の違法な国会解散について、文芸評論家の斎藤美奈子氏は、1月21日の東京新聞コラムに、次のように書いている;


 今週のニュースは解散総選挙一色になるのだろうけれど、しつこく原発の話。だって話題が尽きないんだもの。

 14日、再稼働に向けた中部電力浜岡原発3・4号機の審査がデータの不正発覚で白紙に戻ったのに続き、まさかというか案の定というか20日に予定されていた東京電力柏崎刈羽原発6号機の再稼働が延期された。

 17日、制御棒を引き抜く試験中に鳴るはずの警報が作動せず、19日、東電は会見で設定ミスが原因だったと発表した。この設定ミスは1996年の運転開始時からというから30年も放置されてきたことになる。

 再稼働を前にした相次ぐトラブルは、日本の電力会社に原発の制御は無理なんじゃないかという疑いを抱かせる。

 一方、永田町に目を転じれば、立憲民主党と公明党が合併してできる新党は、集団的自衛権の一部行使を含む安保法制は合憲、原発の再稼働は容認で合意したそうだ。中道勢力を結集して高市自民党に対抗したいという意図は理解できるが微妙にバカにされた感じ。一時は国論を二分したはずの案件が、こうしてなし崩しになっていく。

 鳴るはずだった警報が作動しなかったという東電の設定ミスはどことなく暗示的である。警報を鳴らすべき局面なのに鳴らない、鳴らさない。大政翼賛的な方向に国が流れるのだけは勘弁してほしい。
(文芸評論家)


2026年1月21日 東京新聞朝刊 11版 19ページ 「本音のコラム-再稼働の裹で」から引用

 中部電力の浜岡原発の安全性を示すデーターは捏造であったことが発覚した事件は、深刻な問題である。「黙っていれば、誰にも分からないことだから」という理由で、無難な数値だけを寄せ集めて「これを平均すると、こうなりますから安全です」という報告署を出して安全性の審査をパスしたことが発覚したもので、中部電力に勇気ある公益通報者がいたから、問題が明るみに出たもので、もしその通報がなかった場合には数十年以内にあると言われている「大地震」のときに、大事故を誘発して放射能に汚染されるところであった。東京電力の柏崎刈羽原発も、30年前に設定した数値が実は設定ミスであったことが今になってようやく発覚したもので、この30年の間特に事故もなかったのは稼働を停止していたからという「お粗末」。本格稼働が軌道に乗る前に、このような不祥事が続くのでは、実際に本格稼働を始めた日には何が起きるか、分かったものではありません。狭い国土に50数基もの原発を作ったのは国策として誤りであったと思い知る日が、やがて来るのは間違いないと思います。





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最終更新日  2026年02月07日 08時10分01秒


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