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2026年03月17日
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テーマ:ニュース(96556)
カテゴリ:ニュース
アメリカの議会では恒例の大統領の「一般教書演説」について、ジャーナリストの北丸雄二氏は、2月27日の東京新聞コラムに、次のように書いている;


 「政府が守るべきは市民であって不法移民ではない。賛成なら起立してくれ」と言って自身へのスタンディングオベーションを誘導しながら、立たない民主党議員を「恥を知れ」だの「この連中はクレージー」だのと罵倒する。長年米国大統領の「一般教書演説」を聴いてきましたが、今回のトランプの自画自賛と罵詈雑言は異様でした。

 この演説は英語では「ステート・オブ・ザ・ユニオン」といい「ユニオン(合州国)」の「ステート(状態)」を述べるものです。しかし今回は自分を讃える者だけを相手にして、まさに米国のユニオン(まとまり)が分裂している象徴的内容。議場には今冬季五輪で「51番目の州」強豪カナダを破って金メダルを獲得したばかりの男子アイスホッケーチームも招かれていました。ところが同じ金メダルの女子チームの姿がない。男子にはロッカールームに祝電をかけて「最高の夜だ」「軍用機を送ってでもワシントンに帰らせる」と称賛したトランプでしたが、女子に関しては「女子チームも呼ばなければ私は弾劾されてしまうかも」と冗談めかすオマケ発言だけで反発を買い、女子チームは「日程の都合」を理由に列席を辞退したそう。

 左右ばかりか男女でもユニオンならぬ「ディスユニオン(連邦の解体)」を宣言(ステート)するかのような、トランプの1時間48分の憎悪演説でした。
(ジャーナリスト)


2026年2月27日 東京新聞朝刊 11版 19ページ 「本音のコラム-史上最長の憎悪演説」から引用

 トランプ氏の発言は、いつも本人の粗雑な思考と偶発的な思い付きだけに基づいているように見えて、その浅はかさに辟易とするのであるが、他国の人間でさえそう感じるのであるから、本国アメリカに住む人たちにしてみれば、どんな苦痛を強いられているのか、同情に堪えません。海外からやって来る移住者には、不幸にして「不法移民」とされる者もいれば、そうではない者もいるのであって、それらを区別することなく「不法移民」とひとくくりにする発言は、国民を代表する立場の人間のすることではありません。こういう者に招待されたからと言って「不愉快」を我慢する必要はないのであって、女子アイスホッケー・チームのように「スケジュールの都合により、ご遠慮いたします」という対応で十分だと思います。日本の高市首相も、行けばどうせロクなことは言われないのだから、「気分がすぐれないので、キャンセルします」とでも言って訪米を断るのが、日本のためだと思います。





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最終更新日  2026年03月17日 01時00分05秒


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