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素盞嗚(スサノオ)の日本古代史

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Feb 8, 2005
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テーマ:日本の歴史(1070)
カテゴリ:神話
今日は事務所にお偉いさんはいないし、
ウィッシュボーンアッシュの
「アーガス」聴いちゃいました。
久しぶりです。
10年ぶりぐらい。
アンディのフライングVが冴えてますね、ヤッパリ。
ウィッシュボーン

さて古代史です。
今日は天孫降臨のこと書こうと思ったんですが、
その前に国生み神話のこと書きます。

結構日本の神話を知らない人多いんですよね。
ということで、神話の最初のころのことを書きます。

古事記と日本書紀では、
この神話もすこし違うんですね。

簡単に言うと、
古事記は、
一つの伝承から書かれています。

日本書紀は本文の他に、
「一書に曰く・・・」
と複数の伝承、または書物を下敷きに
書かれています。

1つの説話に対して、
多いところでは11個もの「一書」(別伝承)
があるんです。

そして不思議なことに
この「一書」は、神話の時代だけあって、
神話から人の歴史(神武天皇以降)は
ぱったりとなくなります。

これは何を意味するか。

「日本書紀に書かれた神話は、複数の氏族が共有していた」
「神武以降は天皇家(大和朝廷)のみの伝承」

この帰結です。

のちのち、この帰結が重要な意味を持ちます。
覚えておいてくださいね。
但し、出雲だけは別ですね。
出雲は独自の神話を持っています
このことも重要な意味があります。

さて、国生み神話に戻ります。
原文はわかりづらいので、現代風に書きます。

イザナギ君とイザナミさんの二人の神様が、
もっとエライ神様からもらった「天の沼矛(ヌボコ)」で、
グチャグチャしていた「国」をかき回しました。

そして沼矛を引き抜いた時にしたたり落ちた
塩が重なり積もって島ができました。
その名は「オノゴロ島」
(素盞嗚説では、博多湾に浮かぶ「能古島」)

二人はその島に降り立って、
「天の御柱」と「八尋殿(ヤヒロドノ)」を作りました。
二人は次にここで、8つの島を生みました。

というような話しです。
8つの島の説明はしませんが、
これは神話成立当時の、
権力者の政治地図と言えます。
この話しをすると、日記では無理なので、
残念ながら割愛します。

問題は「天の沼矛」なんです。
古代の国々は「矛」から生まれたんです。

これが意味するものは何か?
ズバリ、国生み神話は銅矛圏で産み出された
ということです。

では、銅矛圏とはどこか?
銅矛は圧倒的に九州北部から出土します。
近畿はほぼ皆無です。

のちのち神武天皇の東征でも触れますが、
古事記・日本書紀を編纂した大和朝廷の神話は、
九州北部で作られた。
ちなみに銅矛が使用されていた時代は
弥生時代です。

余談ですが、
同じ弥生時代の銅器として有名な
「銅鐸(ドウタク)」
これは近畿を中心に出土しますが、
日本の神話に銅鐸のまつわる話しは皆無なんです。
民間伝承としてもまったく伝わっていないんです。

歴史のどこかで、
時の権力者に跡形もなく消されてしまった・・・
近畿の地に眠る、
銅鐸を愛した人たちの
無念が伝わってきます。

国生み神話の次は
国譲り神話です。
それも不思議がいっぱいです。

さて、仲間が飲み屋で待ってます。
「鍋くおーぜー!」
と言って先に行ってます。
おぉ、ハラ減ってきた。
では、SEE YOU NEXT TIME







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Last updated  Feb 8, 2005 08:09:07 PM
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