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素盞嗚(スサノオ)の日本古代史

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Mar 12, 2005
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テーマ:日本の歴史(1071)
カテゴリ:古代史レポート
富山空港のカフェにいます。
天候不順で飛行機飛ばないかも・・・
かんべんして。

頭の中で、バドパウエルの
クレオパトラの夢が流れてきた・・・

バド

テンポのいいマイナーコードの曲、
ジャズピアニストでは1番好きです。


さて昨日の続きで万葉集です。

仲麻呂の望郷?   

ご存知阿部仲麻呂は
8世紀に遣唐使として唐に渡りました。

異国の地から帰国する時に、
海岸で読んだ歌があります。
(結局は帰ることができず、唐に留まり官僚となるんですが)

天の原 ふりさき見れば 春日なる
         三笠の山に 出でし月かも

有名な歌ですね。

この歌に疑問を持った高校生がいたそうです。

「仲麻呂は帰国の船を待っていたなら、海の方に向いていたはず。
ふりさき見れば、とは振り返るってことですよね。
振り返ったらそこは中国ですよね。
春日も三笠山も見えないんじゃないですか?

実に鋭い質問ですよね。(素盞嗚氏ではないですよ)
歌の中の場景を見てますね。

この疑問をもって、
もう一度この歌を読むと、
さらに疑問が湧きます。

異国の地から大和の国を想うのですから、
「春日なる 三笠の山」というのは
普通であれば、
「大和なる 三笠の山」というほうが自然ではないでしょうか。

それを「春日なる」から歌うということは、
この歌を読んだのは、日本国内ではないか、
という疑問が出てきますね。

もしかしたら、この歌は倭国(九州倭国)で作られたのでは?
その仮説から、調べてみると、
面白い事実がわかりました。

福岡にも「春日市」がありますね。
しかもその近くに「三笠山」もある。
別に奈良に限定されないんです。

では「天の原」とは?

これもあるんです。
対馬の南端に
「天の原遺跡」というのがあるんです。

もう一度見てみましょう。

天の原 ふりさき見れば 春日なる
         三笠の山に 出でし月かも

状況を想像してみました。

この歌の作者は、
何らかの事情で異国の地に向かった。
博多湾あたりから出航し、
しばらくすると前方に
対馬の天の原が見えてくる。

ああ、もう二度と戻れないかもしれない。
我が故郷を見るのもこれが最後か・・・

そして振り返ると、
自分の育った地、
春日の三笠山がぼんやり遠ざかっていく。

そんな状況で読んだ歌ではないでしょうか。

少なくとも異国の地で読んだ、
というよりリアルだと思います。

そしてこの歌は
百済の地で起こった
白村江の戦へと向かう戦士の歌だったのではないか、
そんな気がしてなりません。

大和族は万葉集を編纂する際、
九州倭国で作られた歌自体は
変えることができないので、
説明文を捏造し、
違う状況を作って
名歌として残したのではないでしょうか。

この歌は仲麻呂の歌でなく、
九州倭国の兵士が戦争に出向く際に歌った歌に違いない。
そう思います。

ほかにもあるんです。似たような歌が。
また紹介しますね。

お、飛行機飛びそう。
搭乗手続きの案内がありました。
では行ってきます。
SEE YOU NEXT TIME







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Last updated  Mar 12, 2005 06:21:20 PM
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