素盞嗚(スサノオ)の日本古代史

2007/01/26(金)23:34

額田王・・・あんた何者だい

古代史レポート(301)

はかないねぇ・・・ついこないだ会ったばかりの青森の叔父貴が今日亡くなった。「今年は弘前に出張がありそうだから 今度はそっちで一杯やろうね♪」そんなこと話してたのに、あの時の叔父貴笑顔が永久の別れになっちまったんだね・・・明日から4日間、青森に行ってきます。  ちょっとだけ額田王のことやっときますね。このオナゴ、古代史に詳しくなくても何となく名前はよく知られてますよね。大体教科書には書いてあるからね。みんなはどんな認識持ってます?素盞嗚氏はね、色っぽくて、賢くて、そんでもって悲劇的で・・・・    昭和の日本画家、安田靫彦氏の作品だけど、気品があって憂いがあって・・・この絵、好きなんです。 して、この額田ちゃん、ちょっと不思議なんです。彼女は天武の最初の奥さんで、その後天智と再婚しちゃうような相当地位が高かったオナゴなはずなのに日本書紀では彼女の存在をほとんど無視してるんです。かと思うと、万葉集では柿本人麻呂と並んで、中心的な人物として取り上げられている・・・・日本書紀は当時の正史だ。その正史が彼女を無視してるんです。そして万葉集では彼女をクローズアップしている・・・これ、どういうことなんでしょうね?日本書紀は持統と藤原不比等の息がかかった資料だ。その編集姿勢として、額田ちゃんは邪魔だったんだろうね。そして万葉集は、日本書紀によって歪められた真実をなんとか後世に伝えようとした・・・・これがこの2書の資料正確だと思う。 ではなぜ持統と不比等にとって額田ちゃんは邪魔だったのか・・・・ まずは天武の第6子と言われている弓削皇子との相聞歌から考察してみよう。 青森で続きを書けるかわかんないけど、一応PCは持っていきます。 それじゃー、叔父貴を偲んで、青森の旨い酒、呑んできます・・・・SEE YOU NEXT TIME  

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