素盞嗚（スサノオ）の日本古代史

岩国を出た素盞嗚くん、
次のトランジットは三原だ。
到着予定は１７：５９
約２時間の旅ですたい。

岩国を出る時、
なにげに車掌を確認したとです。
意外にも若いオナゴ･････

こいつぁひょっとすると車内巡回しないかも･････
イカンイカン、
淡い期待は命取りになりますばい････

気を取り直して緊張感をもって
車内におったとですが、
１時間以上巡回せんのです。
吉備のオナゴは面倒くさがりなのかも･････

そんなこと考えとったら、
ハラが減ってきたとです。
考えてみたら、前日の懇親会で食事を取って以来、
まんじゅう１個しか喰っとらんかった。
てなわけで今日２個目のまんじゅうを喰ったとです。

三原には予定通り１７：５９着。
トランジットは約５０分
１８：４７発姫路行に乗り換えたとです。

姫路到着は２１：５４
３時間以上の旅ですばい。

ここでも後ろから２両目に乗り込みますた。
車内巡回
来るわ来るわ･････
合計４回きたとです。

何度も途中下車を考えたけど、
結局は検札はなかったとです。

姫路からは、今日最後のトランジット、
米原行に乗ったとです。

夜の電車は社内巡回はない、
そう確信しとりましたが、
結局１回回ってきたとです。
まーそれでも結構混んでたんで、
ここでも検札はなし♪

さて時間は２２：３０を過ぎますた。
予定では最終の米原まで行こう
と考えとったんですが、
米原で降りてどうする？

そうです、米原の駅周辺って、
とーても辺鄙で、
人通りもほとんどなかなんです。

駅前の公園で朝まで過ごすとなると、
絶対警察に職質されること間違えなしですたい。
長崎みたいにネットカフェも絶対なかです。

そこで考えたのは京都♪
岩国で思いついた京都マーシー案。

マーシーさんに連絡するのは
最終手段としても、
京都なら駅周辺で
夜中ウロウロしてても目立たないだろうし、
ひょっとするとネットカフェもあるかも♪

ってなわけで、
京都で降りることにした素盞嗚くん、
本日最後の試練は京都の改札でありんす。

予定通り２３：２９に京都に着きもした。

さて、改札ではヨッパライを装うか、
マジ困った貧相なオヤジを演じるか････

ここはやっぱり貧相オヤジやね♪

改札が見えて来もした。
中におる駅員、バカそうならえーんやけど････

チロリンと目をやってみると、
なんと、
ここでも若いオナゴやおまへんか！

うううっ･････
でも根性悪そう･････
ここは演技力しかおまへん！
いったらんかーい！

改札を目の前にするまで背中を丸めて、
いかにも疲れきったオヤジ････

改札の前でキップを出そうと
ポケットをまさぐるオヤジ････

あれ、あれ････
改札直前で立ち止まって
うろたえるオヤジ････

ポケットのすべてを
探っても見つからない････
しまいにゃカバンの中まで
探し始めるオヤジ････

困りきった表情で
改札に目をやるオヤジ････

ぐふふ････
しめしめ････
いー塩梅にオナゴ駅員もこっちを見てますがな♪

万策尽きた顔つきのオヤジは
オナゴ駅員に近づいていったとです。

「すんまっしぇん････
　キップ失くしたみたいで･････」

「ちゃんと探しましたかぁ？
　カバンの中とかぁ」

くっ、このアマァ！
蔑んだ目でこっちを見くさってぇ！

イ、イカンイカン。
予定通りやんか、
素盞嗚よ、冷静にならな。

「へい、カバンの中に入れることは
　考えられないんすけど、
　それでも調べました････
　あ、そうだぁ、
　大阪の構内にある自販機で
　この水買った時に
　落としたのかもでぷ･･･」

「大阪からですかぁ？」

「へい、大阪でぷ････」

「キップ、いくらで買いましたかぁ？」

ほう、金額を確かめにきましたか。
ケッ、そうくることは織り込み済みじゃい！

「えっとぉ････、５４０円だったかな････」

「本当はね、もう一度
　５４０円支払ってもらうんですけどね、
　今回は大目に見ます、
　次回からは気をつけてくださいよ！」

「申し訳ねぇ････
　これからは気を付けまするぅ････」

だははははは！
ぶわかめぇ！
アタシの勝ちじゃわーい！

５４０円は必要経費と思ってたのに、
あのオナゴのおかげで５４０円浮いたがな♪

てな訳で無事シャバの空気を
吸うことができた素盞嗚くん。

長崎の多良見で
最終バスに乗り遅れて以来、
約２７時間が経ったとですが、
やっと緊張感から開放されたばーい。

さーて、
明日の朝までどうしますかね♪

次回は最終回だぁ！