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カテゴリ:徒然~つれづれ~
blue-willこと 島青志です。
最近”再び”(何故「再び」かわかるひとにはわかる。。^^;) 「暗号認証技術」がマイブームのbluewillです。こむばむわ・・・ 何気なくキーマンズネット(IT担当者向けニュースマガジン)を読んでいたら、 次のような記事が・・・・ 「NECと三菱電機、量子暗号システムの相互接続実験に成功」 日本電気株式会社と三菱電機株式会社、東京大学生産技術研究所は、盗聴/解読が 不可能な通信ネットワークの実用化に向けた、量子暗号システムの相互接続実験に 成功したと、発表した。 量子暗号は、光子の量子状態を利用してデータを運ぶもので、盗聴されたことを検出できる という特長があることから、解読が不可能な暗号として実用化が期待されている。 今回の実験では、三菱電機とNECがそれぞれ開発した量子暗号システムを相互に接続する インターフェース機能と暗号鍵を共有する機能を開発し、その方式を用いて両社の端末間で 相互通信する実証実験を行なった。 これにより、複数の量子暗号システム間で利用可能なことを確認した。 くわしくはこちら うーむ。とうとう「キーマンズネット」にこういう記事が出る時代になったんですね。 この「光子の量子状態を利用してデータを運ぶ」とは、要は量子テレポーテーション技術 のことです。 まるでSF・・というかSFでも多く採用されてますし、(例えばマイケル・ クライトン 「タイムライン」とか。。) 僕自身もまさにこれをテーマにして去年SF小説なんぞを書いてみたりしたんですが・・・^^; 量子テレポーテーションは究極には、人間でも物でも量子(bit)の状態までばらばらに 小さくできれば、宇宙の果てにだろーと一瞬にして送ることのできる(テレポーテーション) 理論ですが、現状は「情報」を送信する技術として実用化が進められています。 この実験がどのような技術なのか、記事からだけではわかりませんが、量子力学の「観測効果」 が応用されていると思われます。 「だれかが観測するだけで、その物理現象が変わってしまう」・・・のが観測効果。 常識では、ある物事を横から観測しようがしまいが、関係ないですよね。 もちろん人間のように感情があれば、他人が見ているとやりずらいとか、緊張して違う結果に なってしまう。。。なんてよくありますが、物理現象ではそんなことありえない。。。。。 というのが19世紀までの物理学です。 いや、「感情」だって脳の電気信号という物理現象に支配されているのだから、 その仕組みを完璧に理解できれば「予言」すら可能になる。。。 我々は所詮因果律の運命から逃れられない。。これが「ラプラスの悪魔」。 でも20世紀に「量子力学」が登場すると、「ラプラスの悪魔」はあっさり否定されました。 つまり僕らの前には無限(・・に近い)、可能性が広がっている。。。 ・・・が、SF小説のテーマだったりしましたが、すっかり話が横道に。。。 (少しは予測(計画)どおりに動けるようにしないと。。僕のばやいは。^^;) 話を強引に戻すと、この「観測効果」に従えば、量子状態にある「通信内容」を途中で観測、 つまり盗聴したり盗視すると、まったく違った内容になってしまう。 つまりぜえぇぇっったい盗聴できない秘密通信が可能なのです。 この記事によると5年後を目標に実用化をめざすとのこと。 未来はもうすぐ・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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