鍵事件
今日は 朝からちょっとした事件が発生スイミングの振替レッスンを予約していたハルさあでかけるぞ という時になりベニがどうしても長靴をはいていくと 騒ぎ出した何度も説得を試みたのだが 言うことを聞かないのでいつものように『おいていっちゃうよ~』と 言いながら軽く脅かすために ハルと2人 玄関から出て行った玄関内に1人残ったベニ 大慌てしたらしく玄関ドアを内側から叩いているうちに...カチリ...玄関のカギをかけてしまったのだえ?母 カギ持ってねーしベニ 室内に閉じ込められる の 巻とか 言ってる場合じゃない玄関内で1人 号泣しているベニに向かって『べにちゃん!あーけーて!』とか言ってみるものの開けてくれるはずもなく ただただ絶叫が聞こえてくるばかり近くの実家に鍵は預けてあるが 持ってきてもらうにも20分そこらはかかってしまうそういえば 管理室にも鍵を預けてあることを思い出しハルにベニを励まし続けるように命じ 幼い2人を玄関内外に残し母は猛ダッシュでマンションのフロントまで飛んで行ったハル家のマンションのフロントには 管理人ではなくコンシェルジュがいるのだが そのコンシェルジュ(おばさん)に大慌てな様子で状況を説明し 鍵を開けてほしい旨を伝えたすると「管理人に聞いてまいります」と言い残し消えたコンシェルジュを待つこと3分「大変お待たせいたしました お時間1時間ほどで対応できるそうです♪ 料金は6,300円になります よろしいですか(笑顔)」みたいなよかったですわね みたいなこの阿呆が一体何を言っているのか 一瞬理解できなかった母いやいやあのね小ぎれいなおばはんよ よーく聞きなさいと 再度状況を説明していたところ 管理人が裏から登場しこちらは事態を重く見て 色々対策を考えてくれたただ 鍵の解錠にはどうしても30分以上はかかってしまうらしく(セキュリティのために預かっている鍵がマンション内になく 持ってくるだけで30分はかかるらしい)結局だったら実家の母を頼った方がよい という結論にしかしだ しかしだ管理人が最後にもう一度 どれくらいで鍵を持ってこられるかを確認に行ってくれている間 コンシェルジュおばはんは私も何か良い案を出さねば と思ったのか 母に向かって「お電話はどうですか?」と 言ってきた『はい?』「ご自宅にお電話をかけてみるのはどうですか?」『はあ?』「お子さんに"鍵を開けて"とお電話でお伝えすれば...」『1歳の子供に?電話で?』「まだむずかしいですか?1歳じゃ」もうね 絶句ですよ 絶句1歳の娘が閉じ込められた と 2度説明しているにもかかわらず電話をしろと 鍵を開けてもらえとアホかと結局 マンション側には何もしてもらえないので実家の母に連絡をしたわけだが 母のこのやり場のない怒りは一体どうすりゃいいのさあんなマヌケなコンシェルジュに うちの超高額な管理費が使われているかと思うと 腹立たしいこと この上なし目先の問題が解決したら 絶対に一戦交えてやろうと心に誓い母 とりあえず鍵を開けるために 一時休戦さて 気を取り直し 鍵を何とかしなくてはフロントから実家に電話しながら部屋まで戻ろうとすると今度は玄関前のオートロックに阻まれ 部屋に戻れない始末(ハル家には2ヶ所 マンション内にもオートロックがあるのだ)途方に暮れかけたその時 玄関前にいたハルが母の姿に気づき 走ってオートロックを開けに来てくれたそしてその後ろには なんと ベニの姿があったべ ベニっ!!一体どういうこと?母がいない間に何があったの!?というわけで ハルに説明を聞いたところ こういうことらしいまず ベニが泣いていたので 声をかけてあげていたそうしながら 外に出した母のバッグに鍵が入っていないか自分の目でも確認してみていたすると ドアから"ガチャ"と 音がしたのでベニが鍵を開けたのだと気づいたでも ベニはドアは開けられないのでまた鍵を閉めてししまわないうちに 急いでドアを開けたすると ベニが中から出てきたなので マニーに教えてあげなくてはと思い外に停めてあったバギーに ベニを乗せているところだったああ ハル...なんてすばらしいお兄ちゃんなの!もう母ね 涙を流して2人を抱きしめましたよオートロックの外から母が見た 幼い兄妹2人の姿母は一生忘れないと思いますというわけで 結局事なきを得て 万事解決したわけだが朝最後に家を出る人と 夜最初に家に帰る人が違うハル家は今までも(母の)鍵の置き忘れが多かったのは事実だし今回みたいなこともあるし 何かよい鍵対策を考えなくてはと改めて思い知った そんな朝だったそれからあのコンシェルジュめニコニコとトンチンカンな対応をしやがって 覚悟しておけ!