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カテゴリ:君津の自然いろいろ
こんばんは。今日は暑かったですね。
下爺さんの相棒です。今日は下爺さんが山へ芝刈りに・・ではなく、土作りが忙しくて登場できません。下爺さんのファンのみなさん、あしからずm(__)m 毎年今頃はアワチドリの花の時期でして、下爺さんの相棒は一年のうちでもっともワクワクするのであります。アワチドリは千葉県特産のラン科の植物です。アワ(安房の国の)+チドリ(チドリという鳥が飛んでいるようなかわいい花)という意味です。かわいくても略してアワっち、とは言いません。(^^;) アワチドリは鋸山から峰岡山地にかけての渓谷沿いの断崖絶壁に生育しています。大豆粒大のピンクの花を密につけて、状態がよいと霜が降りるまで次々と咲き続けます。昔は断崖絶壁が花でピンクに染まっていた、という話を聞いて驚きました。それは、アワチドリは人気の高いランで、今では自生地ではまったく見られないくらいに、採り尽くされていたからです。たまに花屋さんで売られているアワチドリは他の種類と交配した雑種であったり、変わりものの選別であったりして、純粋に野生のアワチドリはまず見ることができません。そこで、展示会をこまめにまわりますと、たまに昔から栽培されて増やされている野生のアワチドリに出会うことがあります。下爺さんの相棒はこういうものを探しています。これは、下爺さんの相棒には夢があるからです。いつかきっと昔のように、断崖絶壁をアワチドリの花でピンク色に染めたい、と考えているからです。そのためには人工的にアワチドリを増やさなくてはなりません。アワチドリを種子から増やすのですが、バイテクでも思うように発芽してくれません。ところが、親株の植わった鉢からたくさんの子苗が発芽してきました。昨秋に実験で余った種子を鉢の表面に播いたものでした。これを見て、やっぱり自然にはかなわんな、と改めて思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年06月29日 22時45分30秒
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