テーマ:映画館で観た映画(8350)
カテゴリ:実話・伝記・歴史・戦争
彼の幸せは、いったい何だったんだろう。
父や母から、条件付きの愛しか与えられず、 子供の頃から不安を抱えて生きていた。 その心の隙間を埋めるため、遠征を続ける。 母の呪縛から逃れるため、更に遠くへ・・。 どこか母に似ている、蛮族の娘との結婚は、 母への思慕、そして反抗心の表れか。 「家に帰ろう」と言う彼の故郷は、どこにもなかった。 血を流し続ける戦場こそが、彼の家なのだと感じた。 彼の苦悩や孤独が心に残る。そのトラウマが 生きる原動力だと思うと、切ない大王だ。 (2004年/アメリカ・イギリス・ドイツ・オランダ) * * * * * お友だちの映画満足度 * * * * * はなまるさん・・★★★ バラクーダさん・・★★★★ ◇はなまるさん 「アンジェリーナ・ジョリーが良かった。 バビロンの都もきれいだったなぁ~」 ◇バラクーダさん 「いい映画だった。故郷へ帰ろうが良かった」 ◇コリン・ファレルの映画の感想 「マイアミ・バイス」「ニュー・ワールド」 「アレキサンダー」「ヴェロニカ・ゲリン」「S.W.A.T.」 「ダブリン上等!」「デアデビル」「リクルート」「ジャスティス」 「フォーン・ブース」「マイノリティ・リポート」「アメリカン・アウトロー」 「私が愛したギャング・スター」「タイガーランド」「素肌の涙」 ◆映画で遊ぼう!→こっそり映画しりとり ◆ HPランキング・映画ブログランキング・映画レビューランキング こぶたのべイブウ映画日記トップへ 俳優 監督 検索・DVD検索・楽天トップへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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アレキサンダーは、両親の確執の被害者ではあるし、父と母への愛と憎悪という矛盾した感情を終生消すことはできなかった。だからこそ、神話の世界のような英雄的な生き方にあれだけ憧れたんでしょうね。最後には、彼の望み通り、若くして死ぬことによって神になれた、そして、後世に名を残した、という点では幸せな男と思いたいですね。
よくわからなかったのが、アレキサンダーが死因となった毒杯を飲むシーン。彼が酒を飲もうとすると、母親(=蛇女)の顔が水面に浮かんで、一瞬、躊躇するんだけど、決意したかのように一気に飲み干してしまう。あれは、母親の情念(怨念?)に縛られ続けた彼の生涯を暗示していたのか?それとも、もっと、ほかに深い意味があるのか? …う~ん、謎です。 (March 2, 2005 07:44:16 AM)
実は食わず嫌いでコリン・ファレル苦手なんですよ。
彼の映画は観てないです。 あの眉毛が気になってしかたなくて・・・。 でも、この映画は歴史もんだし観ようと思ってます。 食わず嫌いがなおるかな? (March 2, 2005 02:51:10 PM)
アレキサンダー、面白かったですね!!
3時間近い映画なのに、とても短く感じました。 気になるシーンがたくさんあったので、体力が残っていたら、 映画館でもういちど続けて観たかったです。 あの両親との確執、アレキサンダーの心情も伝わってくるし、 見応えある人間ドラマに夢中になりました。 彼が見る父の幻は、「父に認めてもらいたい」という気持の表れなんでしょうか。 異国の娘との結婚は、母への反抗心の表れなんでしょうか。 バビロンなど古代都市も美しくて素敵だったし、 想像力をかきたてられる映画っていうのかしら、もう一度観たいです!! >よくわからなかったのが、アレキサンダーが死因となった毒杯を飲むシーン。 どうなんでしょうね。あの時の彼は、 毒が入っていた事を、知っているような表情でした。 「人を信じるな」「これには毒が入っているよ」 と猜疑心の強い母の教えを拒むように、 「そんなことはないだろう」と決意して飲み干したのでは? 彼が毒に倒れた時、「やはり母の教えは真実なのか」と、 チラリと脳裏をかすめたと思います。 そう思うと、なんとも皮肉な最期です。 いつもだったら、そんな心の隙がないほど突き進んでいた彼が、 恋人の死、ひとり孤独に生きることの重さに耐えかねて、 フッと気が緩んだ、そんな一瞬だったのでは・・と思いました。 (March 2, 2005 05:30:27 PM)
この映画なかなか面白かったです!
私的には「トロイ」の何倍も楽しめました。 ただの英雄ものというより、家族の愛憎劇、 葛藤を抱えた大王の心情も丁寧だし、興味深い。 万人向けじゃないけど、繰り返し観ることのできる 魅力ある映画だと思います。 この映画のコリン・ファレル、私は魅力的に思えました。 安住の地を求めて突き進む、心の闇が伝わってきました。 「自分の影に脅えてるんだろ」とかいう子役も良かったです。 アンジェリーナ・ジョリーも、今まで観た彼女の映画の中で、 いちばん魅力的に思えました。存在感がありました。 コリン・ファレルの眉毛、気になるんですね。 実はうちの家族、みんな眉毛が濃いんです。 だから、ああいう眉毛があまり気にならないの。 逆に「眉毛が濃くて可愛らしい」と思ってしまいます。 食わず嫌いが治るといいですね!! (March 2, 2005 06:14:15 PM)
こぶたのベイブウさん
またまた、感想を書いてしまいます(笑)しつこいけど、ご勘弁を!いや、この映画、ネット上などでは、あんまり評価が高くない気がするので、汚名返上?の願いを込めて、書かせてね。 >アレキサンダー、面白かったですね!! >あの時の彼は、毒が入っていた事を、知っているような表情でした。 > >「人を信じるな」「これには毒が入っているよ」 >と猜疑心の強い母の教えを拒むように、 >「そんなことはないだろう」と決意して飲み干したのでは? > >彼が毒に倒れた時、「やはり母の教えは真実なのか」と、 >チラリと脳裏をかすめたと思います。 >そう思うと、なんとも皮肉な最期です。 > 私は、生涯彼を悩ませ続けた母親の存在(=呪縛)に打ち勝つため(あるいは、母親への復讐のため)あの杯を飲み干したのかな~と、後で思いました。もう、あなたの思い通りにはならないぞ!と。 毒と知りつつ飲み干す、あの行為によって、彼は母子の葛藤を乗り越え、ついに神話の登場人物に成り得たのかな~とも思いましたね。 >いつもだったら、そんな心の隙がないほど突き進んでいた彼が、 >恋人の死、ひとり孤独に生きることの重さに耐えかねて、 >フッと気が緩んだ、そんな一瞬だったのでは・・と思いました。 部下の心が離れていく中で、唯一の心を許せる友であり恋人の死に、耐えられなかったのでしょうね。 今、「アレキサンダー大王 陽炎の帝国」(二コラス・カステロ著、清流出版)を読んでるのですが、その中でも、つねに毒殺の恐怖にさらされるアレキサンダーが、部下に毒殺されるぐらいなら、戦場での名誉ある死を望むと、無茶な突撃を繰り返す描写が出てきます。 ひょっとしたら、生き急ぎ、死に急いだ彼らしいエンディングを、自分自身で演出したのかも? (March 2, 2005 07:23:19 PM)
見てるだけで辛くなった映画です。
私的に・・家臣の気持ちになってて、早く帰ろうよ~って叫んじゃいたい思いで一杯でした。(^^♪ TBさせて頂きますね。(^◇^) (March 2, 2005 07:32:58 PM)
アレキサンダーの原作を読んだ方なら、この映画の良さが分かるはず?ですよね。
多分、毒杯は知ってて飲んだのではないでしょうか。彼自身、恋人の死、そして耐えられないような孤独感、部下の裏切りに・・。 結構、見ごたえのある映画でしたね。TBさせてくださいね。 (March 2, 2005 09:36:36 PM)
それから言葉が足らなくてごめんなさい。
「もう、あなたの思い通りにはならないぞ!」と、私もそう感じました。 あのシーンは、母との関係が、とても深く関わっていると思うのです。 >生き急ぎ、死に急いだ彼らしいエンディングを、自分自身で演出したのかも? そう考えると、これまた興味深いですね。 以前、アレキサンダーについて書かれた本は読んだことがあるのですが、 あまりに昔すぎて、ほとんど忘れているのです。 「陽炎の帝国」、私も読んでみようかな。 なんにせよ、気になるシーンがたくさんあるので、もう一度観たいです。 それから、この映画、とっても評判が悪かったんですね!! いつも予告編やチラシぐらいの前情報で、 自分が感想を書き終えるまで、世間の評判を知らない私。 いざTBでいろんな感想を読みに行ったら、酷評の嵐にビックリしました!! (March 3, 2005 01:48:18 AM)
あの「故郷へ帰ろう!」のシーン、とても印象に残ってます。
故郷には、彼を悩ませ続ける、あの母がいるし、 兵士たちの喜ぶ顔とうらはら、アレキサンダーには、 帰りたいと思える故郷がないんだなと、切なかったです。 (March 3, 2005 02:07:55 AM)
私もこの映画、世間の評判より面白かったです♪
アレキサンダーの心の闇とか人間ドラマを描き込んでいたところは、とても見応えありましたね-☆ コリンの演技にも惹き込まれました。 戦闘シーンも迫力ありました! (March 3, 2005 11:33:10 PM)
>多分、毒杯は知ってて飲んだのではないでしょうか。彼自身、恋人の死、そして耐えられないような孤独感、部下の裏切りに・・。
私もそう思います。上でパイダーマンさんが、 「生き急ぎ、死に急いだ」と書かれていましたが、 本当、そうだなと感じました。 この映画、とても見応えがあって面白かったですね。 原作はまだなのですが、気になるので、ぜひ読みたいです。 (March 4, 2005 04:42:19 PM)
なかなか面白かったですね。
コリン・ファレルも魅力的で良かったです。 彼って、なんだか気になるんですよ。つい観ちゃう。 楽天市場で、つい彼のDVDセットを衝動買いしました。 あの子役も、コリン激似で吃驚! 可愛かったなぁ(笑)。 (March 4, 2005 04:59:03 PM)
はじめまして。TBありがとうございました!早速お返しさせて頂きました。
本作擁護派はマイノリティのようですが^^;;私は既に三回観てしまったほどの気に入りようです。回を重ねるごとに発見があるというか・・・もしかすると、オリバー・ストーンが好きなのかも、と思うほどで、今彼の作品で未見だったものをいくつか観直したりしております。 そう初見では正直プトレマイオスの語り@解説には気持ちを殺がれるというか、歴史モノには解説者がある程度必要だから仕方ないけどなんだかなあ、なんて思ってたのですが、回を重ねるとまったく気にならないどころか、彼の「アレキサンダーという男を後世に伝える」という行為に込めた、複雑な思いに胸を衝かれてしまいました。 人間を片側からだけでなく、もう一方からも描くということが観客によっては作品をつまらなく感じさせるのかもしれませんが、私にはとても面白かったようです。 役者の配役もどれもハマってて、まさか私はヴァル・キルマーがこんなにいいとは思っていなかったです(笑>失礼)。もちろんコリンも映画の描くアレキサンダーとして完璧でした! (March 6, 2005 02:03:41 AM)
この映画、とっても、とっても、面白かったので
世間ではさぞかし盛り上がってるだろうと思っていたら 実は酷評の嵐で、ちょっと淋しかったです・・。 「回を重ねるごとに発見がある」と伺うと、私もぜひまた観たいな! 本当に、これを書いている今でも、気になるところがたくさんあるんです。 たとえば、アレキサンダーが死にゆく時に映された 天井から吊るしてあった絵、あれは何を象徴してるのかしら? それから、アレキサンダーの両親の不仲の理由も知りたいです。 ヴァル・キルマー、とっても良かったです!! 私もそう思いました!! それからコリン・ファレル。悩みを抱えてる感じが良かった!! この映画のおかげで、つい彼のDVDセットを衝動買い(笑)。 アレキサンダーの本も、ぜひ、ぜひ、読みたいです!! (March 6, 2005 01:16:35 PM)
トラックバックありがとうございます。こちらからもTBしました。
ラジー賞ノミニーズで酷評が多い‥。ノミネートに相応しいともいえるし、そうでないとも‥。時間を置くと印象が変わる映画なのかも知れませんね。 (March 6, 2005 04:36:48 PM)
>ラジー賞ノミニーズで酷評が多い‥。ノミネートに相応しいともいえるし、そうでないとも‥。時間を置くと印象が変わる映画なのかも知れませんね。
そうですね。私など、この映画を見てからラジー賞、 いろんな酷評を知ったので、 「こんなに面白いのに、私の感覚は世間とズレまくっているのかも!?」 と、衝撃的でした(笑)!!! (March 7, 2005 05:54:00 PM)
こんにちは~(*^_^*)
やっと見れて良かったです! 歴史ものは好きですから~勉強では苦手ですが、映画なら~ウフ 今度レオの「アレキサンダー大王」が出来るとか! 見比べるのも楽しみです♪ (March 16, 2005 04:42:49 PM)
UEKO・f★さん、こんにちは!
レオといったら、デカプーですか?? うわーっ、楽しみですね!! 今がまさに「アレキサンダー」の本を読むチャンスって感じですね!! わくわく・・・(笑)。 (March 17, 2005 02:07:38 AM)
TBありがとうございました。わたしの評価は映画史上に残る大傑作!!よくぞ、作ってくれました!というお気に入りです。見れば見るほど、味わい深いです。
(March 20, 2005 11:27:35 PM)
私も、見れば見るほどハマれそうと思いましたよ!!
登場人物も魅力的だし、こんな映画を作ってくれてありがとう!! そんな気持ちを感じています!! (March 22, 2005 09:16:22 PM)
戦闘シーンが凄かったですね~
(March 29, 2005 09:27:17 PM)
アレキサンダーが大好きですよ。本当に素晴らしい映画です。
(April 10, 2005 09:21:06 PM)
そう言って下さる方がいると、なんだか嬉しい・・。
今でも酷評されるような映画ではないと思っています。 ある男の心の闇を、垣間見たようで面白いし、 それは決して、英雄アレキサンダーでなくても 興味深い描き方の人間ドラマだと思いました。 (April 11, 2005 11:19:56 PM) |
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