2005/10/08(土)14:56
日本GP/予選
開幕戦の時のオーストラリア程ではありませんでしたが、
鈴鹿の予選も雨に翻弄される結果となってしまいました。
第1~2組の出走時は、雨は落ちておらず
予選出走順が後方の方が、有利に展開するかと
思われました。
しかし、晴れ間が広がるわけでもなく、また湿度も高い状態が
続いていましたので、路面状態がドラスティックに改善することはなく、
ほぼイコールコンディションの下、予選は行なわれていました。
ただ、雨が落ちてこない状況でしたので、ブリヂストン陣営も
FPで「神通力」を発揮したヘビーレインタイヤを
使用することが出来ず、ヘビーレインで出走したドーンボスが、
インターミディで出走したクルサードより6秒遅れのタイムと
なってしまいました。
このため、以後ブリヂストン陣営も、インターミディでの
出走を選択せざる得ませんでした。
ところが、第3組が出走する直前になって、雨が降り出しました。
そして第3組出走のトップは、あろうことか佐藤琢磨。
オーストラリアでの悪夢(インラップ中にアクアプレーニングで
コースアウト・クラッシュ)が脳裏をよぎりましたが、
琢磨は慎重に、かつ攻めるべきところは攻めて、
ここまでトップであったクルサードのタイムを0.05秒上回り
ここまでのトップに立ちました!
しかし、琢磨に続いて出走したクリエンが、
あっさり琢磨のタイムをブレイク。
続くラルフ、そしてバトンとも、琢磨以前のタイムから
大きく更新して、ラルフ・バトンでここまでの1-2を
占めました。
そして、「ブルヂストン復権」の先兵を担ったバリチェロが登場。
しかし、バリチェロのタイムが全く伸びません!
琢磨のタイムから1.5秒近く落ちるタイムで後方集団に
埋もれてしまいます。
雨は徐々に激しさを増し、最終組がスタートするタイミングでは、
明らかにこれまでの出走組とは異なった路面コンディションに
変わっていました。
それでも、最終組トップでコースインしたフィジケラは
「道悪巧者」ぶりを発揮し、辛うじてバトンの後ろ
3番手タイムをマークします。
しかし、この後は、既にタイムアタックができる
コンディションではなく、アロンソ・ミハエル・ライコネン
そしてモントーヤと、上位グリッドでおなじみの顔ぶれが
後方集団に埋もれる、波乱の結果となってしまいました。
この結果、PPをゲットしたのは、ラルフ。
2番手にバトンと、ここ鈴鹿でホンダvsトヨタの
直接対決が実現するという、マスコミ的には願ってもいない
状況が出現することとなりました!
以下、3番手にフィジケラ、4番手クリエン
琢磨も5番手グリッドを確保と、結果としては
雨は「日本」に見方する結果となりました。
(詳しい予選結果はこちら)
明日の決勝は、予選順位が混乱したために
稀に見る混戦となりそうですし、
琢磨にも「千載一遇」のチャンスが巡ってきたのでは
ないでしょうか?
でも、バトンが優勝したら、イヤだなぁ。。。(^_^;)