2018/03/28(水)00:58
ホークス 川崎宗則 引退
今日の福岡はとてもいいお天気。
目に映る風景のそこかしこに桜の花が見られます。
そんな球春到来の候、気になっていた選手の動向が。
昨シーズン、アメリカから古巣 ホークスに復帰した川崎宗則選手。
第一回のWBCで全国区となり、メジャーに挑戦してからは明るいキャラクターで人気となったイケメン内野手。
ホークスの地元ということで、期待の若手のころから見ていますが(私の2つ年下)、試合に臨むストイックな姿、積極的な走塁、食らいつく打撃、チームを引っ張るベンチでの勇姿。
尊敬するイチロー選手に続けとメジャーに挑戦し、マイナー契約にもかかわらず渡米。
メジャー契約や契約内容にこだわり、内容によっては高待遇で国内残留をする選手が見られる中、本物の野球小僧というか男らしさを感じさせる選択でした。
メジャー契約を勝ち取ってからも、代走、守備固め、はては絶対専門外のキャッチャーでのアピール。
打席に立つチャンスをつかめば、まさにボールに食らいつき泥臭く塁を目指す。
またファンサービスやマイクパフォーマンスで話題になり、まさにチームに欠かせないといわれる選手でした。
そして3チーム、5シーズンを経てホークス復帰。
実績のあるベテラン、安定した外国人選手、伸び盛りの若手と戦力では12球団随一のホークス。
背中で引っ張る選手は多くいますが、全力でチームを引っ張る元気者役の松田選手の負担は大きいように思えていました。
まさにチームのラストピース。
かつての定位置、遊撃には日本トップクラスの守備を誇る今宮選手がおり、二塁も若手からベテランまで飽和状態。
しかし、川崎選手〝ムネリン”の活躍は試合前の練習時のファンサービスや練習にとりくむ姿、試合中のベンチで鼓舞するパフォーマンス、テレビなどを通してファンへのメッセージ。
松田選手などは本当に支えとなり、好成績につながったと思います。
シーズン、日本シリーズと強さを誇ったホークスでただの野球ファンの私でも川崎選手のチームへの貢献度の大きさを感じました。
今になって知ったのですが、シーズン終了後は球団のイベントに参加できなかったとのこと。
脚に故障を抱え、苦しい中でずっと努力されていた川崎選手。
シーズン開幕前に我々ファンに動向の報告をしてくれた勇気に頭が下がります。
細かい状態などの報道はありますが、ご本人が限界を感じ、まさに燃え尽きたという感じの自由契約という形で退団。
一野球ファンとして心から感謝と、少しでも早い回復を祈らずにいられません。
ありがとう ムネリン。
(バファローズファンとしてはイチロー&ムネリンの電撃入団を夢見ていました・・・。)
【2010年のOP戦 楽天戦で摂津投手のバックで守る背番号『52』】