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飽きちゃって最近読書のレビューをしてないんですが、 たまには書きましょうか。 導入前に雑談を含めて。 基本、本は新書で買う派です。 自分の中で新品で買う事で、所有感が増すから。 そして、勿体ない感が読破率を高めるからでしょうね。
とまぁそういいながらも、 これは読むべし!!って本があるとBOOKOFFに寄ったりも。 今回の本は、目的の本のおまけで買った本でした。 その名も「確率的発想法~数学を日常に生かす~」という本。 主題は、いかにも頭が痛くなりそうな本だったんですが、 サブタイトルが気になってつい買ってしまいました。
著者が数学科出身であるせいか、 ところどころ確率の歴史学が書いてあって眠気が増したり、 どうも確率を無理やりこじつけている感が否めませんでしたが、 自分の中の確率感を変えてくれるなかなか良い本でした。
こっからが本題。 飛行機が墜落する確率って知っているでしょうか。 だいたい100万分の1とのことです。 イメージが涌かないと思いますが、まぁ一生が3万日と考えると、 人生33回あって毎日飛行機に乗り続けてようやく事故に遭遇だろうってところです。 これからの技術発展考えると、実際はもっと低いと思います。 対して、自動車事故死の場合はいうと、1万分の1だそうです。 つまり毎日乗り続けたとしたら、生涯3.3回は事故死する可能性があります。
でも、飛行機と自動車どっちが安心? という問いに対して、飛行機のほうが安心だ!! って答える人は多くはないと思います。
なんででしょう? 「確率データと実際の人の感情・心理というのは異なる」 というのがこの本の面白いところ。 多分、上のデータを見せておいて、 飛行機と自動車の選択を迫られた場合、飛行機の利便性を考慮しても、 飛行機100万対自動車1万にはならず、 自動車を選択する人はたくさんいることでしょう。 理由は、人はリスクに感情を結びつけて選択を行うからです。 同じ”死”でも飛行機の死は、残酷だとか、苦しさや、悲しみ などが色濃く出るからだと筆者は語っています。 もっと上流から説明すると、人は情報を手に入れると そこに自分の感情を付加して、自分の意思に反映させるわけです。 飛行機を選んだ人は、飛行機事故の凄惨なニュースを 知っているからこそ、自動車を選ぶんだと思います。 (数学的に言えば、人の意思決定には、 確率データに感情に依存する変数αが掛けられるそうです。 ベイズ確率論という考え方らしいです。)
結構、自分は理系だからか確率論者で、 どちらかといえば飛行機を選択して、 理由は「死亡確率が低いから」 としまうタイプです。 確率的に低いものの選択=その人の考え方 を数学的に分類して定式化しようとしている 論理があるってことに興味深いモノがありました。
あわわ、こんな時間になってしまった・・・もう寝ます。 明日7時に起きる確率5割!×感情(寝たい)!=0.5割! 以上。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011/03/08 02:20:03 AM
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