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オセロ

カウンセラー

私は病院に通って病院を変わってカウンセラーも何度も変わった。
私が受けたことのあるカウンセラーは3人。
一人一人全く違った。
でも一番愛してしまって、一番憎いって思ってしまうのは1人。
その一人が私の一番のカウンセラー。

私が不登校になり病気が一番ひどいときに出会ったのがその人。
女の先生。
結婚はしていた。
はじめはまったく話さなかった。
でも先生といると言葉があふれた。
いっぱい話した。いっぱい笑った。いっぱい泣いた。
それが出来たのがその人。
でもその人は去年の11月産休のため1年休みをとって消えた。
それが私の過去。
その先生は私が服毒自殺を何度もして病院に運ばれると絶対
隣にいた。
だからとても大切な人。
リスカの傷をやさしくさわってくれた人。
辛い気持ちを一緒に泣いてくれた人。
本当にいい人。
だから好きになりすぎちゃった。
自分のなかでカウンセラーの先生が大きくなりすぎていた。
短大にいったときもずっと先生がくれた折り紙を握りしめていた。
自殺しようとしたときも先生の言葉が頭をよぎった。
先生は永遠に私の大切な人だって思った。
それが去年の11月終わった。
一言で。まるで何か違う世界をみてるようだった。
「先生ね、赤ちゃん出来たから来月から1年お休みするの」
頭の中は本当に真っ白。
え?何言ってるの?
赤ちゃん?何それ?え???
数分私は放心状態になった。
でも、「そっか。へえ~なんか急でビックリしちゃった」
って言って終わった。
目にはいっぱいの涙がたまっていた。
でもここでないてはいけないって思った。
こんな苦しいこと初めてだった。
そして次のカウンセリングは休んだ。もう受けない!って言い切った。
主治医の先生に最後に会わなくて後悔しない?って言われた。
怖い。怖いよ。でも、後悔したくない!
そう思ってカウンセリングを受けることにした。
最後の。その前に先生と産まれてくる赤ちゃんにお祝いをおくった。
選んでるときは楽しかった。
喜んでくれるかな?とかいっぱい考えた。
でも、買い終わった後すごい孤独感がおそう。
辛い。
なんで・・・・
頭は混乱するばかり。それからカウンセリングの日まで私の頭はおかしいままだった。そして妊婦さんとか子供とかをみると怖くて逃げてしまった。
ドキドキするカウンセリングの日。
私は待った。怖い。こないで欲しいって願った。
先生がこっちにくる。逃げたい。何度も思った。
でも、カウンセリングは始まった。
先生とあるく廊下。これが最後。
先生はもうすっかり妊婦さんの歩き方。
ショック。現実を受け止めないといけないこと。
イスに座った。
何を話したか分からない。
でも、今までずっと二人で書いた絵を見た。
なるべく笑顔を保った。
泣いちゃいけないんだって思った。
そして、先生に「最後に何か話したいことある?」って
言われた。
頭のなかでもう一人の私がささやく。早く!言わないと。って。
「おめでとう。」頑張っていった最後の言葉だった。
先生は泣いてくれた。
それが最後の言葉だった。そして1年後またカウンセリングしようっていってくれた。でも約束はしなかった。
出来ないと思ったから。

それから私は先生をいっぱいうらんだ。
うそつき!大嫌い!戻ってくるな!って。
言わないけど思った。
そう、先生と約束していたのだ。
私は死なないと約束。先生は離れないと約束。
だから私はどれだけ辛くても約束だから守った。
なのに先生は先に破った。
だから死んでもいいんだ!って思った。
でも、実行出来なかった。泣いてばかりだった。
子供はますます嫌いになった。
それからもうすぐ先生が戻ってくる時期になった。
私の心は止まったまま。
主治医にもカウンセリングを何度もすすめられる。
でも、怖いとしかいわない。
もうあの部屋に近づくこともできないって言った。
でも、いつかは受け入れないといけない。
分かってる。でもとても受け入れれない。
だから今も先生にカウンセリングのOKをしてない。
他の病院でなら考えるとまでしか言えない。
これでもちょっと進歩したほう。
また捨てられる。その恐怖からだ。
いつこの恐怖から離れれるか分からない。
先生の現実をいつ受け入れれるか分からない。
でも。いつか受け入れないといけないときがくるんだろうって思う。
でも、私の心は11月から動いてない。
先生がママになったっていうことが分からない。
でも、心のほんの少しかもしれないけどよかっったって思ってる。
っていうか幸せになって。
でも、それを大きく思えない。
やはり捨てられたことへの悲しみでいっぱいなのだ。
だけど受け入れないといけない。
今はカウンセリングを受けるという行為から始まる。
いつになるか分からない。
でも、ゆっくり受け入れれるようになろうって思ってる。
いつになってもいいから。


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