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首のトラブル

2007.08.17
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カテゴリ:首のトラブル
頭をなくした男
Robert Schleip, アドバンスロルファー・ロルフムーブメント・プラクティショナー

私のクライアントのジョン(40歳。外科医)はプールで泳いでいる時に、ある子供が飛び込んだ際に彼の背中にあたり、首がムチウチになりました。その時には植物状態、感情反応などの症状も出ましたが1週間の入院ですむことができました。その後ムチウチも良くなり楽しく活発に生活していたのですが、不運にも2年後に車の荷台から落ちてきた荷物にまた頭をぶつけてしまいました。あざはできましたが、脳震盪などの症状はまったく出ませんでした。しかし、それ以降、彼はドアをはじめ、照明、窓、ドアのフレームなどに次から次へと頭をぶつけるようになってしまったのです。それと同時に、彼がバスケットをする時のエネルギーが減ってきているように本人は感じていました。

何回かのロルフィングセッションを通じて彼の体の重力下でのからだ全体のバランスは改善されてきました。が、頭を頻繁にぶつけてしまう癖によって、上半身をリフトするという感覚をなかなか保つことはできなかったのです。

(中略)

ある日私は、人間と特定の大型類人猿における皮質のボディーイメージの発展についてのいくつかの最新リサーチを見直しました。若いアメリカの霊長類学者Daniel Povinellによるいくつかの興味深い記事に特に目をひかれました。行動学は、人間、チンパンジー、オランウータンだけが身体的自己概念能力を発展させると示しています。自己概念とは、例えば、自らの体重、大きさ、形、空間内のオリエンテーションなどの自身の体の精神的描写(イメージ)です。この内なるボディーイメージは樹上で生活をするチンパンジーやオランウータンが、崩れやすい林冠の中、固定観念的ではない移動手段を使って重い体を動かしていくことを可能にします。通常林冠で生活しない小さい猿やゴリラは、からだの部位個々の動きを組み合わせて活動し、自己イメージ機能を発展させません。人間は通常18~24ヶ月でボディーイメージの最初のサインを見せます。自己イメージとして鏡のイメージに反応し始める時です。

私はジョンのオリエンテーションの問題は内なるボディーイメージの欠陥から起こっているのではないかと思いました。ひょっとしたら二つの初期の怪我は彼の脳の潜在意識化のボディーイメージから“彼の頭をなくした”のかもしれません。多分、空間の中で彼の動き方を計画しモニターしている脳の部分での内なる地図は彼の上半身の軸の機能的で適切なイメージを欠いているのかもしてません。ジョンは解剖学上ではなく、彼のイメージの中で頭を失ったのでしょうか?そして、もしそれが本当であれば、どうやって私たちロルファーは彼のボディーイメージに頭を再統合することができるのでしょうか?ただ彼の頭や首を触ったりマッサージするだけではそこまでの助けになりません。

(中略)

ひょっとしたら私は、(私の父が、私がスキーの板を持ち歩く時に先端を人や物にぶつけないように「スキーの先端に常に意識を保ちなさい」と注意し、そうすることでぶつけなくなった方法と)同様の方法で、ジョンの頭を再統合できるかもしれないと思いました。最初はヘルメットをかぶって頭への意識を高めるエクササイズをしようと思いましたが、結局、彼の家の天井から風船をつるすのはどうかという話になりました。そうすることで、彼は風船にぶつけても痛みはなく、意識を高めていくことができます。

(中略)

1週間後、彼はすばらしい笑顔と共にセッションに訪れました。彼は天井から風船をつるすだけでなく、幼い娘と風船と頭を使ったゲームをするようにしていたそうです。驚くべきことに、その1週間、彼は一度も頭を打つことも、あざを作ることもなく、そのように過ごす1週間は彼にとって久しぶりだったのです。それに加え、バスケットボールをしている時の活力も戻ってきました。

ジョンも私も、バスケットボールでの活力の復活は彼のボディーイメージの中に“頭”を再び取り戻したことに関係しているだろうと推測しました。とても簡単なエクササイズと娘とのゲームは、彼の脳に彼の体の潜在意識的イメージの中に頭を再統合することを可能にしました。これは道理にかなっています。もしあなたがジャンプをしようとした時、上半身の軸のてっぺんに予期せぬ6kgの重さのものがのっていたら、あなたのジャンプの加速力がゆっくりになり、正確性が損なわれる大きな理由になるでしょう。

その後彼の改善はとても安定していました。次の何週間も彼は頭をぶつけたり、あざをつくることはなく、バスケットボール時の活力もそのままでした。その後のセッションは彼には特に必要ではありませんでした。

なんという話でしょう!これは私のキャリアの初期に私のロルフィングの師の一人であるPeter Melchiorがプラクティショナーとして私に伝えた言葉を思い出させます。
“ひょっとしたら、何よりも‘その人のからだについてのその人自身の感じ方’が私たちのトリートメントに触れることで、人々は変化し、そしてその時からだ自身の身体的変化が結果としてあらわれるものなのかもしれない”。

Structural Integration/2006年9月号より抜粋

訳者あとがき:
例えば一度交通事故をすると、その時ぶつかられた方向からまた怪我や事故にあいやすいと言われています。それと通ずるところがありますね。



※この記事はBODY BY ROLFINGによって翻訳されました。







最終更新日  2007.08.17 21:16:45

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