ノン・キャリ ウーマンのhealthcare日記

2010/08/07(土)00:00

広島の日。

日々雑記(106)

今日は8月6日。 広島市内の小中学校は一斉登校日。 こどもを見送って近所のママ友さんとおしゃべりをしていると, サイレンの音が。 そのまま道端で黙祷します。。。 ----- 保育園で初めて原爆学習をしたあと, 息子が質問を投げかけてきたことを今でも思い出します。 『なんで大人は戦争するの?なんで戦争やめないの? 俺達のこと,守ろうと思ってないん?』 言葉に窮するとはこのことで。 『なんとしても守りたい!』 そう思う気持ちは, ただ私一人が息子を抱きしめるだけでは伝えきれないと感じました。 ----- 小学生の演説の中に, 『いじめや・・・』というくだりがあり, そう, 平和学習は戦争をなくそうという活動だけを指すのではなく, もっと根本的なこと・・・, 隣人すべてをひととして尊重する気持ちを知り,持ち続けることが根底にあるのだと再確認しました。 先日の,息子が遭遇した『囲まれ事件』も思い起こされて・・・ こどもは本当に,大人たちの態度を澄んだ目で見ているんですよね。 思うように情報の共有化が図れなくてもどかしい思いをしていたときに, 息子がつぶやいたひとこと。 『じゃぁ同じようなことがあったら? オレは何もなくすんだけど, 同じような目に他の子が遭ったら?』 私一人がじれったく思っていても, その思いを他の保護者,教育関係者等々に伝えることが出来なければ, 皆で連携が取れなければ問題の解決や予防につながらないことを息子は感じていて, だからこそ, 息子の『不安』を『安心』に変えたいと, 自分を鼓舞して動くことが出来ました。 ----- こどもの不安。 そのとき,大人であり親である私たちに寄せてくれる期待。 ひとりではこどもを守りきることは出来ないけど, お互いのことを思いやることで, お互いのこどもを守りあえる強い絆が結べるのだと, 学びました。 身近な人と支えあったり繋がりあうことって, 特別なことではない。 自分にとって少し『重たい』ことを, 少しの勇気を持ってシェアすること。 それだけでも大きな一歩ですね。 一年に一度のこの日。 大切な日。 この日が登校日である,それだけでも, 私達はこの日をより意識することが出来るんですね。 自分に出来る小さなことから, 平和のこと,考えて取り組んでいきます。

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