ザ・バックステージ

2011/05/30(月)11:18

DREAMバンタム級GPジャッジレポート

格闘技(499)

5月29日、 雨の日曜日 さいたまスーパーアリーナにて 今年初のDREAMが開催。 バンタム級のJAPAN GPと題うって 日本人選手を中心に構成された興行。 ボクは昼過ぎに会場入りし、 ドクターやジャッジが集まってミーティングに参加。 東北震災による電力不足の節電などで スケールダウンした感は否めないが それでも何とかさいたまスーパーアリーナに帰ってくることが出来たのは嬉しい。 個人的に注目したかったのは 第7試合の宇野薫vs西浦ウィッキー、 第8試合の菊野克紀vs中村大介が緊張感があった。 しかし、 全11試合でほとんどジャッジに入っており、 休みも無い状態で疲れた。。。 さて 恒例のジャッジレポートだが 試合の写真はほとんど撮れなかった。 ・第1試合 バンタム級 第1試合 ×中村 優作(1RTKOレフェリーストップ)山本 篤○ 中村は良い選手だけど、少なくても勝機を2回ほど逃している。 もったいない選手だ。 最後は山本のスタミナと経験に負けた。 ・第2試合 バンタム級 第2試合 ×前田 吉朗(2R0:23TKOタオル投入)所 英男○ 前田は怪我をおして試合に出て頑張ったと思う。 ・第3試合 バンタム級 第3試合 ○今成 正和(判定3-0)藤原 敬典× ・第4試合 バンタム級 第4試合 ○大沢ケンジ(判定2-1)大塚 隆史× お互いに明確な決定打は無かったので難しいが、 ボクなら個人的に大塚に入れたと思う。 ・第5試合 フェザー級ワンマッチ ×石田 光洋(判定1-2)ヨアキム・ハンセン○ この判定も甲乙つけ難かったが ボクはポジショニングで優位だった石田に入れた。 ・第6試合 フェザー級ワンマッチ ○リオン武(1RTKOレフェリーストップ)松本 晃市郎× 序盤は松本の的確な打撃が優位だったが、 リオンのカウンター一発の打撃に逆転された。 ・第7試合 フェザー級ワンマッチ ○宇野 薫(判定3-0)西浦“ウィッキー”聡生× スタンドで苦戦する場面もあったが、 さすが宇野と言う感じでウィッキーの動きを完封した。 ・第8試合 ライト級ワンマッチ ○菊野 克紀(判定3-0)中村 大介× ボクが今回最も注目した一戦。 一撃必殺の武人・菊野か、 サブミッションの中村か緊張感のある試合だった。 体の強さで菊野が競り勝ったが決して楽な試合ではなかった。 ちょっと気になったのがガードの低くさで、 今回は中村のパンチを受けすぎた印象がある。 脳へのダメージは時間を置いても回復するものではなく、 徐々に蓄積して広がることが最近の脳科学で分かってきている。 もっと現役を続けてほしい魅力的な選手なので フィードバックして更に進化してほしいと願う。 ・第9試合 ライト級ワンマッチ ○青木 真也(2R2:17フェイス・ロック)リッチ・クレメンティ× クレメンティは耐えるだけでほとんど何も出来ず・・・。 ・第10試合 バンタム級準決勝 第1試合 ×山本 篤(判定1-2)所 英男○ 山本も良い選手だと思うが今回は所の方が勝つ気持ちが強かったに思えた。 打撃も進化しているのが分かる。 ・第11試合 バンタム級準決勝 第2試合 ○今成 正和(2R0:58ヒールホール)大沢ケンジ× 足の痛みに耐えて準決勝に上がった大沢だったが、 2R早々に今成マジックのヒールホールドにたまらずタップ。 興行が終わったのは22時を回っていて 大晦日の興行かと思うほどハードだった。 次回バンタム級GP決勝は7月。 ライトヘヴィ級タイトルマッチもあります。

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