カテゴリ:気配り・目配り・心配り
4月11日、“美容師さんのための『ホスピタリティの接遇』”を
テーマに新人研修を行いました。 ホスピタリティとは、目配り・気配り・心配りの事だと思いますが、 そのことを普段から実践し、不振が伝えられる鬼怒川温泉にあって、 なぜか繁盛を続けることで有名な温泉旅館『花の宿 松や』の女将、 臼井静枝さんの記事が目に留まりましたので、要約します。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 相手の心をつかめば「仕事」はうまくいく 『花の宿 松や』はなぜ感じがいい宿なのか フィナンシャル ジャパンより ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 臼井さんは、こう言い切っています。 「お客さまの目的に合わせた“おもてなし”をするのがプロ」 さらに続けて、「私たちプロの最初の仕事は、『日本中にこんなに たくさんの温泉旅館があるのに、なぜこのお客さまはうちを選んで くださったのか。何のためにうちに来られたのか』を見分けること です」と。 お客さまの目的は十人十色。ある人は「ゆっくり休みたい、そっと しておいてほしい」と思っているし、逆に一人暮らしが長いお年寄 りの方は「とにかく話し相手になってほしい」と思っていらっしゃ います。 このように、まずお客さまが何を目的としてうちに来られているの かを見極め、その目的がわかったら、例えば静かに過ごしたい方は そっとしておいて、帰りがけに少し声をかけてあげればいい。 良い印象を持ってもらうコツは、ほんとうにたいしたことではない のです。小さな心遣いです。 『ホスピタリティ』とひと言でいいますが、お客さまそれぞれの希 望をかなえるためには、自分自身もお客さまの気持ちにならなけれ ばなりません。 お客様の気持ちになれれば、お客様の本当の目的もおのずとわかる ものです。それが本来の「ホスピタリティ」につながっていくので はないのでしょうか。 __________________________________________________________ 松やを思い出の場所としてリピートしている宿泊客にとっては、こ こを訪れること自体が目的ではあるのだが、その思い出をつないで いるのは女将の言葉のようです。 大勢のお客様の名前を覚えようと努力し、なるべく館内をウロウロ してお客さまと接触する機会を作っています。 自分がどうしても館内にいられない場合は、「ご挨拶ができなくて 申し訳ない」という旨の置き手紙を残したり、出先から電話をかけ たりと徹底しています。 そして、女将直筆の礼状が強力な思い出として発揮していると書 かれていました。 女将が礼状でお伝えしたいと思っているのは、とにかく感謝の気持 ちだと言います。 そして、何月何日にうちにお泊りいただいて、私とこういう会話を 交わしました、と礼状の中に書くように努めているそうです。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 私も、お会いした方には、ハガキを書くようにしていますが、 もっと、思いを込めた手紙を書きたいと思いました。 それには、もう少し字が上手にならなければね。 今回の記事は、新人研修を開催した直後に読みましたので、考えさ せられたことも多く、勉強になりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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