虎子の誇顧 1515_米中貿易戦争 長期化の憂い
【Photo of the Day= 2Small Storm at Buchan = by N.Geoglaphic】 【B.G.M. of the Day= Chick Corea, Herbie Hancock, Keith Jarrett, McCoy Tyner =】⇒ https://www.youtube.com/watch?v=Wh579-P5Z7w【 虎子/ココの誇顧/ココ; 彷徨癖者・如水が愛犬のココ(ボクサー犬)の悲嘆・感嘆 / 11月08日 】コラム:米中摩擦の長期化、両国への輸出依存高い日本に打撃 生産に前兆= REUTERS_Column 2018年10月31日 田巻一彦[東京 31日 ロイター] - 米中間の貿易摩擦が長期化した場合、両国への輸出に依存する割合が高い日本経済へのダメージがジワジワと広がり出す懸念がある。9月鉱工業生産にその前兆が早くも透けてみえるほか、日銀の黒田東彦総裁も同日の会見で、米中間の摩擦がエスカレートした場合のリスクに言及した。11月末に開催されるG20(20カ国・地域)首脳会談に合わせて予定されている米中首脳会談で大きな成果がない場合、波紋が広がりそうだ。<生産・出荷・在庫にみえる中国向けの影響>経産省が31日に発表した鉱工業生産速報では、9月生産が前月比マイナス1.1%と大きく減少した。自然災害の影響が大きいとみられているが、それだけが原因なのか即断できない。たとえば、数値制御ロボットなどを含む汎用・生産用・業務用機械工業が、前月比マイナス1.4%と落ち込んでいる。中国向けの設備投資需要が落ち込んだ結果という可能性も捨て切れない。同様に電子部品・デバイス工業が同マイナス0.6%、電気機械工業が同マイナス0.6%となっており、中国関連需要の弱さとも推計できる。出荷をみると、汎用・生産用・業務用機械工業が前月比マイナス3.0%、電子部品・デバイス工業が同マイナス4.5%、電気機械工業が同マイナス2.4%と落ち込みが目立つ。 さらに在庫は、汎用・生産用・業務用機械工業が前月比プラス5.2%、電子部品・デバイス工業が同プラス9.6%、電気機械工業が同プラス1.9%と急速に積み上がっている。これらを全てを自然災害で説明するのは、かなり無理があるのではないか。11月末に公表される10月分のデータで、今回の推理が正しいかどうか、ある程度はっきりすると考える。<米中向け輸出割合、38%の日本>10月15日のコラム『「覇権」争う米中、貿易戦争は長期化か 世界経済の曇天続く』で指摘したように、両国の主張が折り合って早期に緊張が収束するのは、難しいと予想する。市場には、米中は最悪の事態を回避するという「確信」が根強く存在するが、もし、11月下旬に開催が見込まれる米中首脳会談で、目立った「成果」がない場合、市場の失望感はかなり大きくなるのではないか。ブルームバーグは、米中首脳会談で成果が出なかったと米国が判断した場合、12月初旬までに中国製品に対して新たな追加関税発動を発表する用意を整えていると伝えた。特に対米、対中の輸出比率がともに19%程度、合わせて38%となる日本にとって、関税引き上げ合戦の結果、貿易量が減少することは、かなりのマイナスになりかねない。<警戒される心理面へのダメージ>また、現実に貿易量が減少し、生産・出荷に打撃となる前に、株価下落などを通じ、企業や個人の心理を下押しし、そのルートで景気を冷やすリスクが最も警戒すべき事態だろう。日銀の黒田総裁は31日の会見で、保護主義的な動きが顕在化し、米中貿易摩擦がエスカレートした場合は「世界経済に与える下方リスクがある」と指摘した。日本経済はアベノミクスが発動された6年弱で、デフレとはいえない段階まで景気が回復してきたが、その間の世界経済が3%台の順調な成長を維持してきたという「追い風」にも助けられてきた。拡大する外需を取り込みつつ、内需を立て直してきた構図があったが、米中摩擦が越年し、19年になっても収束しないとなれば、世界経済の成長テンポも減速が避けられないだろう。不幸にも、そのコースを歩んだ場合、日本経済にとって久々の「向かい風」が吹くことになる。 足元で佳境を迎えつつある3月期企業の決算発表で、多くの企業幹部が「米中摩擦の影響は今のところない」と発言している。しかし、それも米中摩擦が長期化すれば、どうなるか分からない。11月末の米中首脳会談は、とても「対岸の火事」とは言っていられないだろう。米中冷戦、悪いのはアメリカだ=前節= = NewsWeek_Colum 2018年11月5日(月) ザカリー・カラベル(米調査会社リバー・トワイス・リサーチ社社長)ここ数年、徐々に悪化していた米中関係が、さらに悪い方向に向かって動き出したようだ。米中関係が本質的に改善よりも緊張に向かっていることがあらゆる状況からうかがえる中、新たな冷戦の始まりを指摘する声がよく聞かれる。だがもし本当に冷戦が始まるとすれば、それは一方的にアメリカが「開戦」を決断した場合だろう。ドナルド・トランプ米大統領はありもしない偉大な過去を復活させるつもりになっており、国家安全保障を担うアメリカの官僚たちは「敵」の存在を強く欲している。アメリカの敵対戦略は不必要なばかりか、アメリカを強くもしないし、中国の長期的な勢いが変わることもない。新冷戦は何も解決策しないどころか、多くの問題を作り出してしまうだろう。マイク・ペンス米副大統領は10月4日に行った演説で中国政府を痛烈に批判した。この演説は将来、米ソ冷戦の始まりを告げたウィンストン・チャーチル英首相の「鉄のカーテン」演説(1946年)と並び称されることになるかも知れない。ペンスは中国を独裁的で拡張主義的な監視国家だと決めつけるとともに、「政治的・経済的・軍事的ツールやプロパガンダを用い、政府一体のアプローチで影響力を拡大しようとしている」と非難。中国をおだてたりなだめすかして国際ルールを守らせようとする対中融和の時代は終わり、トランプ政権は「強力かつ迅速な行動」で中国のルール違反を罰すると強調した。米中貿易摩擦エスカレートで米消費者に不安広がる 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;紀行・随筆・探検譜 http://thubokou.wordpress.com/】【疑心暗鬼;民族紀行・歴史紀行 http://bogoda.jugem.jp 】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・