浪漫孤鴻 【 壺公仙人の独行・独白 】 涯 如水

2018/11/16(金)06:05

虎子の誇顧 1523_日本人は職人、中国人は商人

【Photo of the Day= Himmelsaal, Haus Atlantis = by N.Geoglaphic】  【B.G.M. of the Day= Kenny Burrell – Moon And Sand (Full Album) 1980 =】⇒ https://www.youtube.com/watch?v=QuyTO3kaSsk&t=74s 【 虎子/ココの誇顧/ココ; 彷徨癖者・如水が愛犬のココ(ボクサー犬)の悲嘆・感嘆 / 11月16日 】​​​ 資生堂が減速か、中国「代購」取り締まり背景に =後節=  = The Wall Street Journal_Column_By Jacky Wong  2018 年 11 月 9 日―WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 資生堂のこうした業績不振には 今後に関しても懸念材料がある。中国政府は「代購」として知られる一般的な慣行を厳しく取り締まろうとしてきた。仲介業者が日本のような国で商品を大量購入してスーツケースに詰め、輸入税などを支払わずに中国に持ち込み、それを店舗よりも安く転売する代理購入業のことである。この数カ月間で税関での検査が厳しくなり、来年1月に施行される新たな電子商取引法はそうした代理購入業者に中国税務当局への登録を義務付けている。    こうした厳しい取り締まりを受け、中国の消費者は国内でこれまでより高く買わざるを得なくなるかもしれない。そうなれば化粧品を販売する資生堂のような企業は逆風にさらされるだろう。米金融大手ゴールドマン・サックス・グループは資生堂の総売上高の3分の1を中国の消費者が占め、その約4分の1は代理購入業者を通した購入だと見積もっている。中国の景気減速と不安定に見える不動産市場も中国の個人消費を圧迫する可能性がある。  資生堂株は現在、予想1株当たり利益(EPS)の33倍で取引されている。これは来年の利益が前年比22%増になると見込むアナリスト予想に基づいている。同じセクターのライバル企業であるエスティローダーとロレアルの株価収益率(PER)はそれぞれ28倍、27倍であり、資生堂株のそれを下回っている。中国の消費者が化粧品の大量購入を早期に再開しない限り、資生堂株のバリュエーションは厚塗りに見えてきてしまう可能性がある。 中国を席捲する「ニシキゴイ」ブーム  = NewsWeek_Column_2018年mm月dd日、 辛口風刺画・中国的本音 辣椒(ラージャオ、王立銘) & 唐辛子(コラムニスト) 「中国では今、錦鯉(ニシキゴイ)が爆発的人気だよ!」という話を聞くと、日本人は大体「本当に? 大きな水槽がないと困るね!」と、育てることばかり考える。しかし中国錦鯉に水槽は要らない。水槽どころか、育てることさえも要らない。ただネット上でシェアするだけでいい。 「中国錦鯉」は本物の魚のことではない。今年の国慶節の連休中、アリペイは中国の人気SNS新浪微博で「中国錦鯉になろう」というキャンペーンを始めた。書き込みを転発(リツイート)して抽選に当たれば、スポンサーが提供するたくさんの賞品が当たる。世界中どの国でも、アリペイを使えるところでさえあれば無料で買い物やサービスを楽しむことも可能だ。しかも、当選できるのはたった1人だけ。 「この錦鯉をシェアするだけで、これから働かなくていい」という呼び掛けにネットユーザが反応して、300万回以上のリツイートと2億超えのアクセスを記録。アリペイの「中国錦鯉」はSNSにおける史上最強のキャンペーンになった。 ニシキゴイのルーツは3~4世紀の西晋時代までさかのぼる。これを養殖して世界各国へ出荷し人気を呼んだのは日本人だが、魚はもともと中国人にとって縁起が良いもの。それに日本人の改良したニシキゴイの紅白や金銀の色は中国でも大変めでたい色だ。鯉のぼりの伝説と合わせて、「この錦鯉の写真をシェアすると全ての願いがかなう。富貴と幸運を招く」といった迷信も、中国のネット上では盛んだ。 アリペイはこの迷信に潜むビジネスチャンスを見つけ出した。中国錦鯉に当たった女性ユーザー「信小呆」のフォロワー数はあっという間に100万を超え、リストを読むだけで3分もかかる賞品を手にした......といった「錦鯉美談」がSNS上でシェアされ、同時に模倣も生まれた。今、中国のSNS上には「〇〇錦鯉」があふれている。もちろんどれもビジネスキャンペーンで、中には悪質な詐欺もある。 日本人は史上最も美しいニシキゴイを育てたが、中国人は史上最強の錦鯉キャンペーンを生み出した。台湾出身の実業家で作家の邱永漢は生前、「日本人は職人、中国人は商人」と語った。全くその通りだ。 【ポイント】 アリペイ : 中国語で支付宝(チーフーパオ)。中国のIT大手・アリババグループ(阿里巴巴集団)傘下にある世界最大規模のモバイル決済サービス                       邱永漢 : 1924年、台南市生まれ。父親は台湾人実業家、母親は日本人。東京帝国大学卒業。1955年に小説『香港』で直木賞を受賞し、実業家としてはドライクリーニング業などを営んだ。2012年死去           <本誌2018年11月06日号掲載> 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。  ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;紀行・随筆・探検譜 http://thubokou.wordpress.com/】【疑心暗鬼;民族紀行・歴史紀行   http://bogoda.jugem.jp  】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜  http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・​​​

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