カテゴリ:書評
どうもご無沙汰しております。
最近はまとまった時間がなかなかとれず、読書とかもろくに出来なかったかわいそうな身の上なのでしたが、少しばかりストレス解消に部屋の整理とかをやっていたら、掲題の本が出て参りました。 同書ですが、かつて革労協狭間派にテロられたイスラエル大使館が宣伝用に出している本です。1969年刊。日本ではゲバ学生が暴れまくっていた時期です。まあ、それはともかく、イスラエルと言えば、皆様は何を思い起こされるでしょうか。だいたい、中東戦争とかパレスチナとかかと存じます。あとは死海とか聖書とかを思い起こされる方々もおられるかも知れません。 んで。気になるのは、やはりご当地にお住まいの方々がどんな生活をしているのか、かと存じます。なにせパレスチナは「乳と蜜の流れる地」「約束の地」。オマケにユダヤ人といえば全知全能の主に祝福された方々です。さぞやハッピーワールドに違いありません。 以下、引用してみましょう。 イスラエル施政政権下の地区 ゴラン高地、ヨルダン西岸地区、ガザ地区、シナイ半島は、六日戦争の結果、イスラエルの施政下に入った。…… 既存の系統を通して地方行政と経済活動を出来うる限り再建するため、激しい集中的な努力がなされてきた。ヨルダン政府とエジプト政府から俸給を得ていた文官公務員と宗教指導者には、イスラエル政府から俸給が支払われている。ユダ[ジュデア]、サマリヤ、ガザの住民は、完全に自由に相互訪問ができ、他の地区から海外への旅行も、たやすく許可が与えられている。 イスラエル政府は、学校再開のためそれぞれ援助を与えている。イスラエルとユダヤ人に対して煽動するような文節を教科書から除いたほかは、教育課程も変更なしのままにされている。 ……公共事業も完備され、また失業者雇傭も始められた。住民のイスラエル当局との協力、シリアとヨルダンから送りこまれたテロリストへの扶助や援助を抑止することは、大きくこれに依っている。 最高!! なんでこんなにすばらしい社会なのに「難民」が出るのでしょうか。また、「イスラエルとユダヤ人に対して煽動するような文節」が具体的にどんな記述なのか、「シリアとヨルダンから送りこまれたテロリスト」てえのが具体的にどこのなんとゆう団体なのか、気になって仕方がありましぇん。 参考サイト「ミルトス」 http://www.myrtos.co.jp/ つづく。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.08.01 01:33:28
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