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カテゴリ:日本の生活
ぼっけもん です
向井亜紀さん夫妻が代理出産による出生届の受理を求めて訴えを起こしていた裁判は、最高裁決定により不受理が確定しました。現在の法律では実際に子供を生んだ女性しか母親と認められないとのことがその理由としています。 しかし生殖医療に関する技術がまだSFだった数十年前に策定された法律を後生大事に守っていては、技術進歩においてきぼりのままです。実際に生まれてしまった子供をどのように扱うか何の判断もなされていません。立法に期待するとしていますが、こちらも心もとない限りです。代理出産は2001年には報告がなされています。その後検討会が持たれていますが、結論が出されないまま現在にいたっています。その間、戸籍のない子供が誕生しているのでしょう。 「よど号乗っ取り」事件が起こった際には、「乗っ取り」を想定した法律が無く、「乗っ取り法違反」としては裁けず、あわてて法律制定がなされました。「代理出産」については各国の対応も分かれているようですが(アメリカでも州によって判断が分かれています)、日和見先進国の日本としてもそろそろ結論を出しても良いのではないでしょうか。倫理面での懸念もありますから軽々に「代理出産」を認めるべきではないでしょうが、「代理出産」を許可するかどうかと、「生まれてしまった子供」の母子関係や戸籍の扱いをどうするかということを分けて考えても良いのでは。 「憲法改正」もよいのですが、もっと国民に密着した法律の改正を急いだ方が良いのではないではないでしょうか、安倍さん。 ぼっけもん でした お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年03月25日 23時51分50秒
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