ピカデリー・サーカス2007.4.29東京キネマ倶楽部
東京から今朝帰ってきてパソコンを覗いてみたら泉本夏夜さんから、ご指名を受けていました(笑)。きっと、詳細なレポートを書くであろうと。弱りました^^;ピカデリーサーカスの2枚のアルバムについては、ちゃんと把握できてるのですが、杉、松尾、伊豆田各氏のソロ活動をほとんどしらないので、曲名を聞き取るのがやっと、という状況なのです。というわけで今回は詳細なセットリスト等はなし、ということでご勘弁を(笑)。最初、鶯谷ときいて正直”ここはどこ?”という感じでした。山手線の駅は何となく全部知っていたつもりだったのですが、上野のひとつ北隣なんですね^^;最初、よりによって北口の方に出てしまい、おまけに突然の大雨、急遽傘を買って、ホテル街の通りを延々歩くはめに(笑)、南口からでていればすぐだったんですけどね。前にもどこかで書いた通り、僕は立ち見だったので、どうせすぐはいれないだろうからと5時半頃に会場に行ったのですが、開場が遅れていたこともありますが、長蛇の列が出来ていてビックリでした。後でわかったのですが、指定席が300席で以降の番号が立ち見席ということ。僕は340番台でして、定員がどれぐらいなのか、正確なところはわかりませんが、400~500は入ってたんじゃないでしょうか?会場内は”オペラ座の怪人”でも出てきそうななかなか怪しげな雰囲気でして、いいですねぇ。客席から向かって左側にサブステージが相当高い位置にありまして、案の定、演出に一役かっていました。これを使いたいがために、わざわざこの場所でライブを行ったんですね。オープニングは未発表の新曲からスタートしました。その後しばらくはおなじみの曲が続いて、我らが東さんの曲「愛はタイムマシーン」意外と早めに出てきましたが、やっぱりいいですね~。そしてサブステージを使った、5人のヴォーカリストそれぞれをフィーチャーしたソロコーナー。伊豆田さんだけ通称「伊豆田の小部屋」という、洋楽曲のカバーを披露するコーナーが特別についてたんですが、これが凄い!まずはビートルズの「フールオンザヒル」で軽くどよめきが。でも次の「マイラブ」でノックアウトされてしまいました。本当に72年当時のポール・マッカートニーが歌ってるような感じなんです。多分、今のポールより伊豆田さんのほうがポールらしいのは間違いありません!そしてエリックカルメンの「サンライズ」、この曲知らなかったんですが一発で気にいりまして、帰りHMVでベスト盤を買ってしまいました。風祭東さんは「地球に落ちた種」という曲を。これはもう数年前になりますか、東さんのソロアルバムが発売決定直前で発売中止になったことがあるんですが、そのときのタイトル曲です。ビートルズの「アイム・ザ・ウォルラス」をベースにしたようななかなかの超大作でした。いつか正式にリリースされることを願います。上田さんはソロアルバムから「Daddyはロックンロール中毒」を。CDのボーナストラックにライブヴァージョンが入ってるのでもう早くもお馴染みの曲ですね。堂々の貫禄でした。ドラムは高橋結子さんという女性が代役として登場。途中この曲はかなり難しいドラムブレイクがあるのですが、彼女は間違わずに叩くのが精一杯のように感じました。あらためて、上田さんの凄さを逆にここで感じましたね。後半もお馴染みの曲が続きます。ここで全体的に感じたのですが、伊豆田さんの声は先程の洋楽コーナーや「Never cry Butterfly」なんかは、素晴らしいヴォーカルを堪能できたのですが、アップテンポの曲だとヴォーカルが演奏に負けてしばしば声が埋もれてるように感じました。逆にCDで聴いてると声量がなくちょっと苦しげに聴こえていた杉さんのヴォーカルが実に力強く、大音量のバックに決して負けていないヴォーカルを聴かせてくれました。この違いは今回、僕にとってかなり意外でした。後の3人はイメージ通りでした。アンコ-ルで嬉しかったのが松尾さんの初期の曲「ムーンライトランデブー」が聴けたこと。この曲、僕がまともに知っている唯一の松清清憲ナンバーでしかも大好きな曲なんです。ここで聴けるとは思わなかったなぁ。杉さんはしばしば竹内まりやさんのことを話題にしていまして、まぁ、一緒にバンドを組んでいた時代のCDが再発されたのもあるのでしょうが、もしかして未練があるのでは?と芸能記事のノリで勘繰ってみたくなっちゃいました(笑)。非常に楽しいライブでしたが、もうこの年齢だと2時間立ち見はキツイ(笑)。もう2度と立ち見では観にいかないぞ、と心に誓ってしまいました(笑)。次、いつあるのかわからないようなバンドなんで観ることができて、それは良かったと思っていますが。