ベッドでたらこを喰わないで
いま煙草って300円もするんだね家内の買物を車の中で待っている最中何とはなく目に入った自販機煙草をやめて10数年いつのまにか味の知らない煙草が多くなった初めて吸ったのは高1だった親父のセブンスターをくすねて大変だったのは そのセブンスターの確保なにせ田舎なので 煙草を扱う店は限られており煙草は月に2回しか入荷してこないしかも 当時セブンスターは一番の人気銘柄だったので予約分で殆どなくなるすごい話だよね いつの時代のどこの話かと思うよね でも そうだったんだからで 入手が困難だったのは「田舎」と「年齢」にも要因がある田舎だから 向こう三軒両隣りどころぢゃないほどに面がわれていて「Pol家の息子 まだ高校生のくせに煙草」ってすぐばれるだから まともに買える、売ってもらえる話ぢゃない親父の予約してある煙草を受取りに行くことは度々あっても予約はカートン(10箱入)だから未開封カートンからくすねることも出来ないのさ人気のセブンスター以外の銘柄はいつでもあるけど最初に覚えた味がやはり愛しくてセブンスターを求めてしまうのがひとってもんさだから 健気なPol少年は夜中にチャリを走らせて 町内の自販機をさまようことになるなんて地味な努力をしてたんだろ (爆)煙草で思い出すのが親父に見つかった日のこと1年で選手(レスリング)に選ばれた嬉しさを親父に報告しようと嬉々として帰ったら.......煙草吸っていたことがバレていて(部屋の灰皿が見つかった)選手の話 結局 出来なかったセブンスターで始まった 私の煙草人生松田優作に憧れて「More」にかぶれた煙草人生「ピース」の美味しさを知った煙草人生髪や服についた臭いが取れなくて 家内が嫌がっていた煙草(交際時代 煙草の臭いが嫌で何度も何度もシャンプーしたらしい)「海外じゃ歩きながら煙草吸っちゃ駄目なんだよ だから(やめれば?)」と新婚旅行前に調教された煙草せっかく5年程禁煙したのに極度の疲れから同僚に1本わけてもらったのが切っ掛けでまた吸ってしまった煙草3番目が産まれて家内のお袋さんに「煙草臭い赤ちゃんなんて可哀相」と言われピリオド打った 一日3箱の私の煙草人生そういえば煙草やめるって決心した時家内も幼き息子達もいたく賛同して「また吸いたくなったら吸えばいいんだから やめてみれば♪」と云っていたような記憶があるのだがいま「気のせい 気のせい」で流される 私の煙草人生 いい人生だった (と 思うことにしよう 笑)