097444 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【ログイン】

Serendipity



For beautiful eyes, look for the good in others.


美しい瞳であるためには、他人の美点を探しなさい。
― Audrey Hepburn




ブログのタイトル Serendipity とは

「思わぬ発見をする才能・思いがけないものの発見・運良く発見したもの」という意味を持つ英単語です。このブログを通し、この単語が意味するような思わぬ発見や出会いがあることを願い、ブログタイトルを Serendipity にしました。


英検1級勉強法はこちら


TOEIC990点勉強法はこちら


にほんブログ村 英語ブログ 英語学習情報へ にほんブログ村 英語ブログ 英語リーディングへ にほんブログ村 英語ブログ 英語で仕事へ    
Nov 23, 2017
XML
テーマ:英会話
カテゴリ:英語表現メモ
​​​​​​​​​​​​​​何回か前の日記から風邪を引いてしまったことを書いているのですが、いまだにその風邪が治りません。呼吸器科のお医者様から強力な咳止め薬や吸入薬を出していただいたのですが、それでもまだ治らず・・・。

・・・つらいです号泣

そんな感じですのでブログもあまり更新できていないのですが、明日はごみの日なので冷蔵庫の整理でもしようかなあと思い、古い食材で捨てるべきものを選んだりしていました。

ふと、冷蔵庫の奥の方に、怪しげな牛乳パックがあるのに気づきました。

こ・・・これは・・・。

かなり前に買った牛乳の残りだ!
具合が悪くて処分するの忘れてた!
誰かが間違えて飲んじゃったら大変しょんぼり

と思い、急いで流しにザーッと捨てました。


そして、思いました。

あれ?

なんか思ったより、量があるな?

・・・ももも、もしかして。


空になった牛乳パックの賞味期限を見ると、そこにはまだまだ先の日付が書いてありました・・・そう、それは私の古い牛乳じゃなくて、家族が買ったばかりの新しい牛乳だったのです。


あーーー、まだまだ飲める牛乳を捨ててしまったー号泣!!!


あれだけの量があれば、ミルクティーをいれたり、カフェラテにしたり、ホットケーキだって作れたのに・・・。

そう思うとすごく悔しくて、やるせない気持ちになりました。

そして、思ったのです。これはまさに、まさにまさに​cry over spilt milk​という表現があてはまるのでは、と。流してしまったのが牛乳だっただけに、まさにドンピシャといった感じがしました。



・・・・・・



Don't cry over spilt milk.
/ It's no use crying over spilt milk.

こぼれた牛乳のことを嘆くのはおよしなさい。/ こぼれた牛乳について嘆いても無駄である。


このことわざを理解するには、まずは文に書かれているままの情景をイメージすればよいと思います。

牛乳がこぼれてしまった。そんなとき、こぼれてしまった牛乳についていくら嘆いても、こぼれてしまったものはもうどうしようもありませんよね。

転じて、「すでに起きてしまって、もう変えようもない出来事について、悩んだりすることには意味がありませんよ」という教えになります。

さらに、私が使っているジーニアス英和辞典(第4版)には、こうも記されています。

「嘆いてもどうにもならないからあきらめろ」, というより「もう一度がんばってやってみろ」, という激励の気持ちが強い


つまり、どちらかというと励ましのニュアンスで使うべき表現であるようです。



・・・・・・



これと似た表現に、「覆水盆に返らず」という故事成語があります。

『拾遺記』という志怪小説集の中にある故事が、この成語の由来です。


日本では縄文時代にあたる頃、中国には周という国がありました。

その周の国に、呂尚(ろしょう)という男がいました。


呂尚は働かず、毎日本ばかり読んでいたので、妻はそんな夫にあきれて離婚してしまいます。

しかしながら、こののち大逆転が起こります・・・呂尚は周の国の王様に見出され、大出世を遂げ、太公望と呼ばれるようになるのです。呂尚は大器晩成の人だったんですね~。

さて、これを聞いた元妻は、ここぞとばかりに呂尚に復縁を迫ります。

すると呂尚は元妻の前で、地面に向けて水をこぼしてみせてこう言うのです。

「この水を元のように盆に戻せたら、お前と復縁しよう」と。


元妻は必死で水をすくい上げようとするのですが、すくえたのは水ではなく、泥ばかりなのでした・・・・・・というお話。


私はこの話を初めて聞いたとき、必死で水をすくい上げようとする元妻の姿を想像し、かなり痛々しいものを感じました。地面にこぼれ落ちた水は、土と混ざって泥となり、もうすくい上げることなどできなかったことでしょう。跪き泥だらけになった妻の姿は、どれだけみじめに見えたことでしょうか・・・。


さて、この故事成語の意味するところは下記の2点です。

1 一度別れた夫婦の仲はもとどおりにならないことのたとえ。
2 一度したことは、もはや取り返しがつかないことのたとえ。

(​goo辞書​より引用しました。)



・・・・・・



どちらの表現も、こぼれた液体についての解釈であるという点は共通しています。

けれども、​"Don't cry over spilt milk. / It's no use crying over spilt milk."​という表現には

「過去に起きたことは過去のものとして、くよくよしないで気を取り直してやっていきましょう!」

というような、さわやかな励ましのニュアンスがあるのに対し、

覆水盆に返らず」という故事成語には

「あーあ、やっちゃいましたね・・・もう取り返しはつきませんよ・・・だから、こうなる前に最初からよく考えて行動しないといけないんですよ。」

というような、暗く厳しい教訓めいたものを感じます。


これらの表現を私たちの「生き方」そのものに応用して考えるとすれば、ある種人を追い詰めてしまうような「覆水盆に返らず」という思考法よりも、"Don't cry over spilt milk. / It's no use crying over spilt milk."が含意するポジティブ思考を取り入れて生きて行った方が楽だろうと思います。



・・・・・・



似ているようで非なるこの二つの表現。

使うときは、それぞれの意味と、自分が伝えたいことがそのどちらであるのかをよく考えてから使うようにするとよいかと思います。

訳すときも、辞書に載っているからといってそれぞれの表現をそのまま流用して訳してしまうと、ちょっとニュアンスが違ってきてしまうかもしれませんね。





★中国の故事成語などを、みんなのたあ坊が、かわいらしくわかりやすく教えてくれます。​​​​

​​






Last updated  Nov 23, 2017 10:55:56 PM
コメント(0) | コメントを書く

PR

Free Space



こんにちは!Yukoと申します。

これまで翻訳業界を中心に、英語を用いていろいろな職業を経験してきました。

その過程で、英検1級や、TOEICでは990点を取得することができました。これらの資格の勉強法については、ブログのトップページにリンクを設けています。

このブログには、日々の暮らしの中で気づいたことや考えたことなどをつづっています。

これからは、英語や翻訳に関する話題も増やしていきたいと思っています。

どうぞよろしくお願いいたします^^。

にほんブログ村 英語ブログへ
にほんブログ村
(2017年10月現在)

Category

Calendar

Freepage List


Copyright (c) 1997-2017 Rakuten, Inc. All Rights Reserved.