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2017.12.27
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テーマ:つぶやき(11344)
カテゴリ:つぶやき
Keep your face always toward the sunshine - and shadows will fall behind you. 

(いつでも太陽の方に顔を向けていなさい―そうすれば、影はあなたのうしろ側に差すのだから)

--Walt Whitman
・・・・・・


久しぶりの日記になってしまいました。

このひと月、あまりにも体調が悪いので、もう観念してひたすら自重して過ごしてきました。

最近やっと、少しずつですが調子も良くなってきたので、久しぶりにブログを開いてみました。

ブログの管理画面でここ最近のアクセスレポートを見てみると、ほぼ1か月の間更新をしていなくても、毎日一定数のアクセスはあったようで・・・

「・・・ももも、もしかして、新しい記事を書いても書かなくても、アクセス数にそう変わりはないのでは・・・?」と、一抹の不安がよぎったのでした(笑)。


・・・・・・


さて、12月といえば、一般的にはボーナスが出たり、クリスマスや冬休み、年越しなどのイベントがもりだくさんの楽しい月なのだろうと思います。


でも、楽しい気持ちの人がいる一方、つまらない気持ちの人もいるのではないでしょうか。


例えば、自営業や非正規雇用の人にはボーナスは出ないし。

クリスマスなんかも、特に予定がない人にとっては、

「世間的には楽しく過ごすべき日なのに、なんの予定もないクリスマスを過ごす自分って・・・」

みたいに考えちゃうとしんどいですよねしょんぼり


振り返ってみると、私自身20代前半ごろまでは、「クリスマスは楽しく過ごさなきゃ!」というような気負いみたいなものがあって、せっせと予定を入れるよう頑張っていたような気がします。世間の大半の人が楽しそうに過ごす日に寂しい自分でいたくなかった、という感じだったかなあ。世間から取り残されたくなかったのかもしれない。

けれどもクリスマスとか、もっと根本的にいえば人生そのものに対して、積極的かつ貪欲に挑むことができたのはその頃までだったような気がします。


・・・・・・


きっかけは、2004年のクリスマスシーズンのことでした。

その年のクリスマスも間近というある日、私は最悪のコンディションで、病院にいました。

そこにあったのは、楽しいはずのクリスマスに病に苦しみ、心も体もボロボロのみじめな自分の姿でした・・・。

がらんとしたその病院で、世間からは完全に取り残されてしまったような気がしました。


・・・・・・


さて、そのときから治療が始まって、気が付けばもう13年の年月が流れています。
初めて病院に行ったあの日もつらかったけど、まさか13年後の自分が、いまだに病と向き合っているとは・・・。

だから2004年のあの時から、私にとってクリスマスという時期は、病とつきあいはじめてから何年がたったのかを考えさせられる指標のような役割を果たしているところもあって。
全然楽しくないというわけではないけれども、なんだかつらい気持ちにもなる時期なのです。


・・・・・・


13年。

長いなあと思います。

生まれたばかりの赤ちゃんが、中学生になってしまうほどの長い年月。


できるだけ病気を言い訳にしないようにはしてきたけれど、本音を言うことが許されるならば、病気のせいでできなくなったことや、あきらめざるを得なくなってしまったこともいろいろありました。


なんで自分がこんな貧乏くじを引いたんだろう・・・と思うこともありました。

私の人生、いったいなんの罰ゲームなんだろう・・・とも。



でも、いじけていても何にもならないのもわかっていて。

本当につらかった時はすでに通り越していて、今はこういう自分の人生を受け入れることができていることが多いです。(それでも時々やりきれない気分になることはあるので、こういう回りくどい書き方になってしまいますが。)


・・・・・・


神様は人間に、ときには幸運とも思えるようなプラスのものを与えてくださることもありますが、その一方で、病気、事故、天災などの困難が与えられることもあるものだと思います。

しかも、病気や事故や天災は時を選べません。たいがい突然やってきて、そこから闘いが始まります。


そんなとき、どうすればよいのか。


私は今は、天から与えられる良いものも、悪いものも、どちらも自分に与えられたものなのだから、受け入れて、それを含めて自分の人生を生きていけばよいのではないかと思っています。


自分に与えられたものが悪いものばかりだと思えるときでも、その環境の中でベストを尽くすこと。

つらさの中にも喜びを見出すこと―たとえそれがどんなに小さくてささやかな喜びであっても、決して見逃さないで、その喜びをしっかり味わい感謝すること。

そして何よりも、自分に与えられたものを、他人に与えられたものと比べないこと。


・・・これがこの13年間、もがきつづけてきた私が学んだことだった気がします。


・・・・・・


少し前に、『すずめの涙』という歌を耳にする機会がありました。

これは1987年にリリースされた桂銀淑さんの歌で、若い方が聴いたらもしかしたらちょっと引いてしまうぐらいのばりばりの歌謡曲です。大好きだった男性を手放す心境をつづった歌なのですが、その歌詞の中で、


『たかが人生』


という言葉があります。


この言葉が、私の心に残りました。



・・・・・・



・・・たかが人生。


人生でつらいことが重なると、私たちは得てして深刻に悩んでしまいがちですが、いくら悩んでも、苦しんでも、きっと結局は「たかが人生」なのではないでしょうか。

これは決して、自分の人生を軽んじろとか捨て鉢になれ、とかいう意味で書いているのではなく・・・

私はこの歌詞を聴いて、

「たかが人生。だから、自分を追い込んでやりきれなくなるほどまでに深刻にならなくていいよ」

と、思えばいいのだと思ったのです。

英語で言えば、Take it easy! というところでしょうか。







今がつらいあなたへ


これは、今がつらいと思っているあなたと、私自身への手紙です。


一生懸命生きているのに、思うように生きられなくてつらいというあなた。


つらくてやりきれないようなときは、「たかが人生」だと思って、少しだけ肩の力を抜いてみませんか。


そして、つらいことばかり思い悩むのはやめて、つらさの陰に隠れている喜びはないか、考えてみましょう・・・時間はかかるかもしれないけれど、目を凝らして一生懸命探せば、いつかきっと、そのつらさの中でしか得られなかったものがあったことに気付くはず。


もう年をとってしまったし・・・なんて、過ぎてしまった時を悔やみ、落ち込んでしまう日もあるでしょう。でも、今のあなたが何歳であっても、今日という日が、あなたがいちばん若い日ですよ。元気を出して。


つらくても、少しずつしか前に進めなくても、歩むのをやめなければ、投げ出さずに生きてきてよかったと思える日がきっと来るはずです。


だから、人生がうまくいかなくても、こんなはずじゃなかったと思っていても、「たかが人生なんだから・・・」ぐらいの気持ちで、肩の力を抜いて、自分なりのペースでやっていけばいい。


大丈夫。


あなたはきっと、これからも前へ向かって歩んで行けます。


そしていつの日か、うつむいていた顔を上げ、そのまなざしを上に向けることができるようになれば、たとえ曇りや雨の日が続いても、結局はいつだって太陽があたたかく輝く日がめぐってくるものだということに気が付くでしょう。


曇りや雨の日がない一年間がないように、私達の人生にも、曇り空や雨空はつきものなのだと思います。そんなとき、曇りなら曇りなりに、雨なら雨なりに、しなやかに、そしてなんとか喜びを見つけ、生き抜いていくことができますように。


そして、たとえ悪いお天気が続いていても、いつかは晴れ間が戻ってくるということを信じる気持ちを、あなたや私がいつでも持ち続けていられますように。









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最終更新日  2018.04.23 21:40:20
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