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その人が活躍できるフィールドってのは、
自分の言葉で考えられることで、ワタシにとっての それは、飲食の分野なんだけど、好きで得意ってのと、 いわゆる「商売」ってのとでもまた気を切り変えないと いけなくて、この飲食の分野ってのは、もっとも ビミョーな世界だと思う。 ここでいう「ビミョー」ってのは、こんなビジネスか趣味か なんてこといまさら取り立てるテーマじゃないと思うけど、 そんな当たり前みたいなことが、自分のこと=店になると 「なんだかねェ~」って頭を抱えている店長やオーナーが 多いのだ。 あるいは、気付かずにソコソコ回ってはいるけど、 お客さんは気付いているとかいう、悲しい現象が起こっているか、 どちらか。 それで、こんなワタシに相談がきたりするのだ。 飲食店の経営とか考えるのに、すごくわかりやすい例えが スポーツ。 サッカーのグラウンドでバレーボールしようにも サーブはとうてい届かないだろうし、 ピッチャーの投げた玉をラケットで打とうとしたら、 きっと退場になる。 プレイするためにちょうどいい人数とか、ボールの大きさとか、 ラインがあって、ルールがあって、戦う時間が決まっている。 そういう基本のバランスをまちがえていると、 まず、ゲームにならない。 もう少し内部的なことをいうと、たとえば、 監督のヴィジョンとかメッセージ。 選手たちののチームワークとか、勝ちに対するヴォルテージ。 そういうコミュニケーションがずれてくると 「なんだかなぁ~」になってきて、それが観客としてみれば エキサイトしないから、他のゲームを見に行くようになって 観客動員が落ち込んでくる。 飲食業は、本当に作業も多いし時間も長いし大変な分野だと思うけど、 それでも好きで、ワクワクして、さらに自分もお客様も よろこびたいから、その大変なお仕事を選んでくるのに、 なんだか、訳もなく辛~くなっちゃってたり、 ズレたまま一生懸命なのを見ると、 こっちも痛~いお店と思ってしまうのであります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年04月07日 14時27分41秒
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