2004/04/07(水)14:27
痛~い、××。
その人が活躍できるフィールドってのは、
自分の言葉で考えられることで、ワタシにとっての
それは、飲食の分野なんだけど、好きで得意ってのと、
いわゆる「商売」ってのとでもまた気を切り変えないと
いけなくて、この飲食の分野ってのは、もっとも
ビミョーな世界だと思う。
ここでいう「ビミョー」ってのは、こんなビジネスか趣味か
なんてこといまさら取り立てるテーマじゃないと思うけど、
そんな当たり前みたいなことが、自分のこと=店になると
「なんだかねェ~」って頭を抱えている店長やオーナーが
多いのだ。
あるいは、気付かずにソコソコ回ってはいるけど、
お客さんは気付いているとかいう、悲しい現象が起こっているか、
どちらか。
それで、こんなワタシに相談がきたりするのだ。
飲食店の経営とか考えるのに、すごくわかりやすい例えが
スポーツ。
サッカーのグラウンドでバレーボールしようにも
サーブはとうてい届かないだろうし、
ピッチャーの投げた玉をラケットで打とうとしたら、
きっと退場になる。
プレイするためにちょうどいい人数とか、ボールの大きさとか、
ラインがあって、ルールがあって、戦う時間が決まっている。
そういう基本のバランスをまちがえていると、
まず、ゲームにならない。
もう少し内部的なことをいうと、たとえば、
監督のヴィジョンとかメッセージ。
選手たちののチームワークとか、勝ちに対するヴォルテージ。
そういうコミュニケーションがずれてくると
「なんだかなぁ~」になってきて、それが観客としてみれば
エキサイトしないから、他のゲームを見に行くようになって
観客動員が落ち込んでくる。
飲食業は、本当に作業も多いし時間も長いし大変な分野だと思うけど、
それでも好きで、ワクワクして、さらに自分もお客様も
よろこびたいから、その大変なお仕事を選んでくるのに、
なんだか、訳もなく辛~くなっちゃってたり、
ズレたまま一生懸命なのを見ると、
こっちも痛~いお店と思ってしまうのであります。