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テーマ:心の病(7207)
カテゴリ:福祉事業所
A事業所には精神疾患以外で性格的に困った利用者が何人かいます。1番困っているのは、支配欲の強すぎる男性がいることです。例えば、個人別の発表会があると、彼は全員に対して意見や質問をそれぞれしないと気が済まないようです。限られた時間内で、他にも意見を言いたい利用者が大勢いるにも関わらずお構いなしです。まるで、犬がすべての電柱に小便を引掛けないと気が済まないのと似ていて、行儀が悪くて見ていて気持ち悪くなります。
そもそも支配欲とは、相手を思い通りに動かすために、自分の勢力下に操ろうとして相手の考えや行動を縛ることです。当然、押しつけられた人には反発心が起きるので、ストレスを強く感じるようになります。こういう困った人がいると、周囲の人たちは引いてしまうことになります。そして、発言や態度に過剰に反応せず受け流すことが多くなり、できるだけ関わらないように距離を置く人が増えていきます。
彼は、A事業所のグループワークでリーダーを務めた時以来、人が変わってしまいました。今までの就労経験は乏しく、生まれて初めてリーダーの地位を得たと思われます、人を使う側になったことで、支配する方が楽しさを感じて自分に有利であるということを知ってしまったのでしょう。人を従えることに優越感を抱いてしまった人は、自分が気分よく過ごせることを優先して支配欲から抜け出せなくなってしまうようです。
よく彼を観察してみると、自分の意見や考えが常に正しいと思っているようで、自分の考えを相手に従わせようとしています。本人は正しいことをしているつもりなので、他の人に迷惑をかけている感覚がないため、周囲の人は困惑させられるばかりです。自分の指図通りに人が動かないと、イライラした態度や感情的になり、パワハラやモラハラまがいの行動に出るのです。
おまけに、「自分は優れた人間だ」と思い込んでいるようで、プライドも人一倍高く、発言に自信を持っています。しかし、実際のところ発言に中身がなく、自分でお手本を示すことができないので、のろまでトロい人だと周囲に知れ渡ってしまっています。
さらに、うまくいかないことがある度、自分のコンプレックスを埋めるために、おとなしい利用者をターゲットにしてマウントを取って、優越感に浸って安心感を得ようとしています。そのマウント行為すら周囲の人たちにわかってしまうとても間抜けな人です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023年02月21日 20時27分39秒
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