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テーマ:心の病(7281)
カテゴリ:福祉事業所
A事業所には精神疾患以外で性格的に困った利用者がいます。公共のみんなで利用するものを「私物化」する悪い癖を持っている人がいます。本人には、「私物化」しているという自覚が全くないように見えます。いい年をしているのに、今まで言動や行動をチェックする人がいなかったのか、注意されても反省をしないのか、利用者は皆、巻き添えを食らうので非常に困惑しています。
彼の行動をよく観察していると、自分は正しいことをしているんだとか、人の役に立っているんだと思い込んでいる節もあり、いつも自信過剰の様子です。ところが、無断欠席をしでかし、スタッフが心配して何度も電話をかけて、やっと電話に出たかと思うと、何か適当な言い訳をしています。きちんとした報告、連絡ができず、まるで幼稚園児のようで社会人としての自覚が全くありません。
一番困るのは、時間の「私物化」です。プログラム終了のチャイムが鳴っているにも関わらずグループ活動をやめなかったり、ファシリテーターを質問攻めにしてプログラムの時間をオーバーさせたりして、他の利用者の貴重な時間を奪ってしまうことが繰り返し行われています。まさに、「タイムイズマネー」は彼の頭の中にはないようです。質問内容も全く個人的な内容で、全員の前でするようなものではありません。聞かされる方は退屈極まりないです。まさに、時間とプログラムと質問のトリプルで「私物化」がされてしまっています。
さらに、個人的な趣味や好みを他の利用者に押しつけようとするので、押しつけられた利用者はイライラして模擬職場の雰囲気が悪くなる一方です。自分の意見に従う人と従わない人を依怙贔屓(えこひいき)して、露骨な態度を示すこともあります。今や、精神も行動も幼児同様な人だと利用者間で認識され、彼との距離を取る人が多くなってしまっております。しかしながら、中には彼が困っている時に、親切に教えてあげる利用者もいます。そうすると、相手の都合の有無を厭わず、お構いなしに喋りまくってきます。 傍から見ていても、相手は迷惑そうな顔をしているのがわかるのですが、彼には全く気がつかないようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022年08月24日 08時00分07秒
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