ひさびさ、映画のはしご。
昨日は”映画の日”。男女問わず、1000円デーです無職になった旦那の唯一の利点、『時間がある』コト。それを有効活用しなくてどーする?と。つーことで、映画館へGo!目的は2本。まず1本目、”ハンニバル・ライジング”ハンニバル~は主役のハンニバル・レクターが好きで、A・ホプキンスが演じてきたあの役を、若手俳優がどう表現してるのかとか、レクターがどうして冷徹で物腰優雅な殺人鬼と化したのか、その辺に興味を持って、どうしても見たかったんですよね~。あと、レクターの生涯に影響するレディ・ムラサキも気になったし。で、感想ですが…。100点で言えば『75点』(ちなみに、旦那は70点)思ったほどグロさは無く、映像的には見やすかったけれど…それはそれで、なんとなくレクターでは無いような感じもありあと、ストーリー的には中だるみするというか…ちょっとなぁ?ってまぁ、主役のギャスパー・ウリエルはとても演技が上手いと思ったし、若き日のレクターとして完璧。←偉そうなコメントだな。冷徹にまで至らない…情熱っつーか、衝動を抑えきれない若さが感じられて良かったし。あぁ、彼が(あの)レクターになるんだなぁって、当然のように想像できたし、受け入れられた気もします。なので、彼に関しては100点あげて良いと思うだけど~レディ・ムラサキ…彼女がねぇ…全然無理!っつーか、日本人?は?どこが?みたいなーいや、これは彼女(コン・リー)のせいでは無いんだけども。どうしても中国人にしか見えない。感じられない。日本の雰囲気出そうとして、部屋中に能面やら浄瑠璃?の人形やら飾ってるんだけど…ありえないから薄暗く、怪しい雰囲気出したいんだろうけど、あんなロウソクの使い方しないし、どっちかっていうと黒魔術みたい。ものすご~~い違和感で、映画に集中出来なくなります映画のスタッフに日本人はいなかったの?って突っ込みたい。どうしても西洋人が描く日本のイメージは偏っていて、たぶん、日本人が描く西洋のイメージもこんな風に感じられるんだろうなーと。お互いに異文化を取り入れるのは素晴らしいことだけれど、それならそれで、ちゃんとその文化を知っている人が手伝わなきゃキルビルくらいイッチャッテるなら逆にスッキリするんだけど…映画ってやっぱり難しいですと、めちゃめちゃ偉そうやなぁ…あたしつーことで、映画を見終わった後に食欲無くなるだろうという予想はハズレ、(だって、『ハンニバル』見た後は食べられなくなったからー)近くのファミレスでがんがんランチを食べ、いざ2本目へ。 当然、2本目はコレ♪オダジョのファンだからって理由だけじゃないですよ~。実は、去年のテレビドラマで見たんですが、ソレが結構良かったので、映画ではどう作られるんだろう?って興味が湧いたのですよ☆それに、主役以外の脇もすごくて、豪華で個性的で魅力的な俳優さんばかりですし、シナリオは松尾スズキさんだしw ←すっげーマニアックwwあ、ドラマは大泉さんのほうですから。もこちゃん嫌いじゃないけど…ボクとは重ならなかったんですよねぇ…って、原作読んでないくせにまたしても偉そうなこと言ってますで、映画の感想ですが。一言では言えないー!もうホントに良かったです!!俳優陣がとてもとても良いんです。ほんのチョイ役の人にもちゃんと個性があって、有名無名問わず、いい味出してるな~とま、中には「え?」と思える箇所もチラホラでしたが。カツジくんがオダジョの同級生ってのには無理があるでしょー!とか。いきなり、高校3年生までの声変わりもしてないような(失礼)俳優さんから、大学生になった途端にオダジョへチェンジしたトコとか。(それに合わせて、若き日の内田オカンから樹木オカンへタッチしてます)と、細かいこと言ったらお終いなワケですけどもつーか、旦那はもっと細かく突っ込んでますけど…リアップとかbb(車)とかとりあえず、映画はとても濃い作品で、2時間半があっという間に過ぎた感じですオダジョのどうしようもない、情けなさっぷりダメさっぷりが、どうしようもなく『ボク』であり、その後のめきめきとした成長っぷりも、『ボク』なんですよね。で、内田さんの『オカン』と、樹木さんの『オカン』。別人が演じてるのに、どこか同じ人っぽくて。やっぱり二人が親子ってのもあるんでしょうけど、それを超える何かがあるのかな?とか思ってみたり。そして、『ボク』と『オカン』を外から眺めてる風な『オトン』それを演じる小林さんが、また飄々として掴みどころがなくて良いんですよね~。情けない感じなんか『ボク』と似ていて…「あぁ親子だな~」ってw『オカン』は、そんな情けない『ボク』と『オトン』という二人の男のために、人生を生きて、終わっちゃうんですけど、それはそれで、本人は楽しかったのかもしれないな~って。傍から見ると、どうしようもないダメ夫とダメ息子に振り回され、自分の人生を犠牲にした可哀相な女って見られちゃうんだろうけど…(確かに、そういう女の人が大半で、不幸なんだけど)『オカン』の場合は、そんなダメな男二人がとても可愛いんだろうなぁって。ホントに母性の強い人なんだな~って尊敬できるし、ほのぼのできる人で。…あたしには絶対無理な人生を生きた人だと思いました。ま、『オカン』の場合、人のために生きたとか思ってないだろうけどえ~、とりあえず”号泣する準備はできていた”と、江國さん風に。が、さすがに映画館でそこまでは泣けず、それでもティッシュでカバーはしてましたが…(アイメイクが溶ける…)間違いなく、家で見たら号泣しますもうね、オカンの闘病シーンが可哀相で可哀相でホントにリアルで、苦しむオカンを見てられなくて、その場を逃げ出すボクの気持ちがギュウっと押し寄せてきて…これがあたしだったら?と思うと…たぶん逃げないけど。その辺、男と女の違いなのか、それともボクとあたしの違いなのかだけど。たしか、樹木さんも実際に癌を患ってたんだよな~とか、そのシーンを見ながらぼうっと考えてて。すると、それがリアルで、本当に死と隣り合わせなんだなぁって。びりびりと鳥肌が立ちました。やっぱり、このキャスティングは絶妙。神ですわ。ホント、もし機会があるならこの映画はおススメですあたしにはオカンがいないから、立場的にはミズエが一番近いかなぁ。あんなオカンがいてくれたら理想なんですけどねwDVD出たら欲しいです、うん。←コレ、映画館で買ったんですが、とても良いですよ♪まだ途中までしか読んでないですけど、いろんなことが伝わって。ただのメイキング本ではない面白さがありますこれもぜひ関係ないですが、旦那はオダジョが嫌いでして、元々そんなに映画とか見る人でもなくて、やっぱりその辺が噛み合わないというか何というか…これからは、一人で映画を見たいと思いましたです。ハイ。あたしが映画見てる間に、どこでも好きなトコで時間潰してらっしゃい!うがー。