2012/01/03(火)22:52
初詣の椿事。
新年、あけましておめでとうございます。
例年通りに実家の最寄りの天神さまへ
わんこの散歩がてら初詣。
いつもより早めに出かけたら、行列はさほどではない。
いつも通りにわんこも行列の仲間入り。
が、前列の家族連れが早くもひとり、ささっと前へ移動。
ほう、わんこは苦手なのかしら?と思う刹那、
直前の男性がわんこに足蹴り!のポーズ。
とっさに「お気に召さなかったようですねえ」と応えてしまうが、
夫も私も、かなり動揺した。
もっと動揺したのは小心者のわんこ。
そのままびくびくしながら、夫の後でうろうろ。
で、私たちは、前列家族から2m離れて移動することに決める。
お互いが気持ち良く過ごすための距離だと推し量っての行動。
まあ、その空きのおかげで、さまざまな方々が横切っていく。
その都度、「すみませんねえ」「失礼します」と
横切る方が声をかけてくださり、こちらも「どうぞ」と応じる。
その合間にも、前列の男性はわんこにきつい一瞥を投げかけ続ける。
威嚇のつもりかしら?
ほどなくして無事にお参りを済ませるのだが、
夫はどうもすっきりしなかったようで、
「日本人としてのメンタリティーでは考えられない」と、ぼそり。
まあ、かようにして物事は、こちらの隙をついて訪れる。
隙をついたかどうかは判らないが、
年末年始のUターンラッシュのピークと言われた29日夕刻に
我が家を出発したにもかかわらず、
30日の1時前には実家に到着、まだ起きていた母を驚かせた。
直前にネットで渋滞状況を確認、いつもよりも空いていると踏んで
早めに発ったのがよかったようだ。
明けて30日は寝ている夫はそのままに、
娘と二人、母からの用事を兼ねて梅田へ。
娘は、欲しかった赤いショートコートを手に入れた。
その日のディナーは、例年通り神戸屋キッチン。
いわきから飛行機で妹が駆けつけた。
初詣で引いたおみくじは小吉。
全体的に悪くない内容だったが、
周囲を慮れというお達しに、ふーむまだまだ、と思う。
まだまだって、まだまだ修行中って意味。
読み終えて、
そういや、私はこれから何をやりたいのかしらんと
我が身の行く末に想いを馳せてみる。
本当にやりたいことを思うがままにやり尽くせるのかどうかは、不明。
でも、求められて応じるだけでやり過ごして来たここ数年には
本人的には忸怩たる思いがあるのも事実だ。
敢えて己に黒子を任じて来た10数年があるけれど、
あまりにうまく行き過ぎて、実際のところは面白くない。
もっと意外な展開があってもいいだろうに。
そろそろ黒子を引退して、
自分自身を生きて行ってもいいんじゃないかしら、ね。
黒子としては大胆な思いに発展したのは、
日本人的メンタリティーとはかけ離れた
初詣で出会った一団の振る舞いも関係したかもしれない。
言葉も大切だけれど、行動に出せるというのも素敵かも。
いやあ、いきなり足蹴ってのは素敵でもなんでもなく
むしろ無礼だと思うけれどね。
思いを行動に表せるというのは、悪くないかも。
まずは、無事に新しい年を迎えることができた。
それだけでもう、深く感謝したい。