2005/04/28(木)07:54
フランスでクレームをつける。ダメもと勝負。
新品デジカメが壊れてしまったので、早速購入店に出向きました。
この国でクレームをつける際に何がやっかいかと言うと、担当者が会社(または店)として対応することなく、一個人の立場で対応するということ。
つまりクレームに対して、「それは私のせいじゃない」ってところをガンガンだしてくるんですね。
例えばつい先日、会社のコンピューターを一台購入するというので、近くの販売店に行きました。
売り場で伝票を作ってもらって支払いを済ませ、そして売り場に支払伝票を持って品物を引き取りにいくと、売り場のお兄さん曰く「品切れ」。
「そんなはずはない、伝票作って支払いまでさせておいて品物がないというのはどういうことか」と詰め寄ると、「僕のせいではない。コンピューター上にはちゃんと在庫があった。コンピューターが悪い。」とお兄さん。
しかたがないから「商品は後日でいいけれども、何度も足を運びたくないから配達してほしい」とお願いすると、「配達料かかりますよ。」
「そんな、そっちのミスなんだから無料にしてよ。」と言えば、「僕のミスじゃありません。それとこれは別なので、配達するのなら別途配達料がかかります。」
こんな感じです。
今回はアフターサービスなのだから、個人の責任うんぬんの話はでないでしょうが、難関は「修理ではなくなんとしても交換させる」のが目標ということでした。
アフターサービスのコーナーで動かなくなったカメラと保証書を提示し、10日前に買ったばかりということを強調しましたが、店員さんは保証書の日にちを指差し、「購入後10日以内でないと交換はできません。」と一言。
確かに・・・購入日4月15日。本日4月27日。それに、返品・交換は購入後10日以内とも書いてありました。
店員さんはいとも簡単に製造元に送る手続きを始め、あまりネゴできそうな雰囲気でもない。
あっけなく完敗か・・・と思ったけれど、ついダメもとが口からでた。
「期限を過ぎたと言ってもたった2日でしょ。」
店員さんは「交換の場合はコンピューターに入力しないといけないんですが、10日過ぎたらもう入力できないんです」とは言うものの「たった2日」という言葉に妙に納得した様子。
で、試しにコンピューターに入力してみると・・・
「いやあ、コンピューターによるとなぜかまだ交換可能のようです。」
というわけで、無事新品をゲットして帰ってきました。
ダメもとで言ってみる・・・っていうのは、この国で生きるすべのひとつのようにも感じますが、ある人には「あなたは関西人だからダメもとも平気で言えるのね」みたいなことを言われたことがあります。
確かにあとで考えてみると、期限を過ぎてしまったものに「たった2日」というのはちょっと厚かましいかも?
やっぱり”関西人だから”なんでしょうか???