ボンジュール・ド・パリ

2005/05/16(月)06:38

海外にいると日本語が古臭くなる?

日常の出来事(354)

まだ日本にいた頃、ちょうどその時フランスに住んで5年という人に会いました。 別の人に「あなた、海外に出て長いでしょ。わかるよ~、言葉遣いがなんか古臭いもん。」って言われているのを聞き、なるほどなって思ったもんです。 古臭いとまでは思わなかったものの、確かにどこか微妙に違うような感じはしていたので。 あまり流行り言葉のようなものは使わないタイプの人でしたから、とうの昔にすたれてしまったような言葉を使っていたわけでもないのですが。 あれから月日が経ち、私もこちらに来て5年になりました。 日本にはここ1年半ほど帰っていませんが、それまでは年に1~2回帰る機会があって、その度にその「言葉遣いが古臭い」という話を思い出しては緊張しました。 けれども2、3年くらいじゃそれほど大幅に何かが変わるわけもなく、「まだ大丈夫」という手ごたえを感じてほっとしたものです。 今は便利ですよね。インターネットのおかげで、日本のことも大体わかるし。 この5年の間に、新語が増えたり、知らない歌手・俳優が活躍していたりしていますが、興味さえ持てばインターネットで大まかな知識は得られますよね。 ただ、問題は死語。これはなんとなく使われなくなる言葉で、自分でもふと気づいたら普段使わなくなっているって感じですよね。新語と違ってインターネットだけでは判断が容易ではありません。 これは日本で生活している人と話して、「え、そんな言葉もう誰も使わないよ」って言われない限りわからないものでしょうか?そうなるとちょっと恥ずかしいような・・・。。 今日、在仏暦が私の6~7倍くらいの方に「絶不調」という言葉を使ったら、通じませんでした。 「はは、若い人の言葉だよね」って言われましたが、この言葉ももしかしたら死語なんじゃないかと不安になってきました・・・。

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